自作PCは作って終わりというわけにはいきません。適切なメンテナンスをしないと不具合が出たり最悪の場合使えなくなってしまったりします。
そこで定期的に行いたい自作PCのメンテナンスのポイントを見ていきましょう。
普段からチェックしておくべきポイント
PCを使っている際に気をつけておけば防げるトラブルがいくつかあります。例えば、ファンの故障。これはファンの音に異常がないか少し気をつけてあげるだけで早めに交換することができ、熱によるトラブルを防げます。
同様に、熱が異常に篭っていないかどうかもチェックしておくとよいでしょう。あまりに暑くなる場合は対策を考えた方がよさそうです。HDDを使っている場合は音がガリガリいっていないかに注意しておくと交換の時期がわかり、大事なデータがパアになることを防げます。
定期的に掃除をする
便器よりも汚いといわれるマウスやキーボード、パームレスト付近をはじめとして、ファンの排気口の埃やディスプレイの汚れなどをブロワーやクリーナーで綺麗にしておくと良いでしょう。
また、可能であれば半年に一回はケースを開けて内部の埃や食べかすなどの清掃を行いましょう。こういった汚れは衛生上よろしくないですし、熱暴走したりショートしたりといった危険がありますので、定期的に行ってください。
パソコンの掃除については「パソコンを掃除するタイミングと方法」、マウスについては「意外と汚れているマウスの掃除方法」を参考にしてください。
意外と忘れやすいのがケーブル類です。端子部分やケーブル部分の埃や汚れを綺麗にし、あまりにも折れ曲がっていたら配線を見直しましょう。
その際は電源を切ってバッテリーも外してしばらく経った状態で絶縁手袋をして行うと安全です。ただし保証対象外になる場合もあるので、調べた上で行ってください。
PC以外のメンテナンス
見落としがちなのはPC以外の部分のメンテナンスです。例えば机や椅子、部屋の温度や埃、そして使う時の体調などです。
PCを始めとしたディスプレイを長時間見るという人はPC用のブルーライトカットメガネを買った方がよいでしょう。そして1時間毎に5分でいいので休憩をとり、目を休ませます。
PCに向かうときの姿勢も大切です。椅子や机の高さを調節し、背筋が伸びて頭の重量を背骨と腰で支えている状態にしましょう。
お子さんやペットがいる場合は感電しないように注意が必要ですし、タバコはできるだけPCから離れたところで吸わないとヤニが付着してPCがダメになります。
他にも、毎日深夜にバックアップをとっておいたり、HDDの場合はデフラグを行ったり、メモリのエラーチェックやストレージの書き込み回数チェックなどやれることはいろいろあります。日頃から気をつけてメンテナンスすることでPCを長く快適に使うことができますよ。特にバックアップは重要なので「大切なデータを失わないためにデータを守る方法」をご覧ください。