ゲーミングノートPCを買おうと思ったら、G-TuneかAlienware(エイリアンウェア)のどちらかで迷うと思います。どちらもゲーミングノートPCに力を入れていて人気のメーカーですからね。
どのような違いがあって、どっちがおすすめかを解説していきます。
G-Tuneのほうが圧倒的に安い
まずは価格を比較してみましょう。人気のスペックである以下のパーツ構成で揃えてみました。
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i7-7700HQ |
メモリ | 16GB PC4-19200 |
グラフィックボード | GeForce GTX1060 |
ストレージ | 256GB SSD + 1TB HDD |
ぴったり合わせることができない部分もありましたが、ほぼ同じスペックになりました。その結果の価格が以下のとおりです。
NEXTGEAR-NOTE i5540SA1 | 164,800円 |
ALIENWARE 15 プレミアム VR | 207,780円 |
なんと43,000円以上もの価格差です。信じられないかもしれませんが本当です。「ゲーミングPCメーカーは日本製と海外製でどんな違いがあるのか」の記事でも書きましたが、日本製のG-Tuneのほうが遥かに安いのです。
だからそもそもコスパがあまりにも違いすぎます。余程の理由がない限りはG-TuneのゲーミングノートPCをおすすめします。もうこの時点で比較をやめてもいいくらい決定的な違いですが、もうちょっと見ていきましょう。
Alienwareのほうがサイズが充実している
G-TuneではなくAlienwareのゲーミングノートPCを選ぶ理由があるとすればサイズです。サイズのグラフィックボードの組み合わせはAlienwareのほうが遥かに充実しています。
G-Tuneは14インチ、15インチ、17インチの3サイズのゲーミングノートPCを販売していて、グラフィックボードは固定されています。例えばGTX1060なら15インチ、GTX1080なら17インチといった具合です。
一方でAlienwareの15インチにはGTX1060、GTX1070、GTX1080の選択肢があります。同様に13インチにはGTX1050、GTX1050Ti、GTX1060があります。1
つまり15インチながら最高性能のゲーミングノートPCにすることもできますし、小型な13インチでミドルスペックに仕上げることもできます。13インチ+GTX1060は非常に珍しいので、持ち運びやすさを重視する人には嬉しいですよね。
Alienwareは120Hz液晶を選べる
ゲーミングノートPCの液晶は基本的に60Hzまでしか対応していません。どんなに高いフレームレートを出せる性能を持っていたとしても、液晶モニターでは秒間60回しか描画しないので実質60fpsしか出ていないのと一緒です。
なんだか勿体無いですし、FPSやMOBAなら120fps以上出せたほうが有利に戦えますよね。だからアクション性の高いオンラインゲームをプレイする人はノートではなくデスクトップを選んで、120Hzや144Hz対応液晶モニターを選ぶのです。
しかしAlienwareのゲーミングノートPCは120Hzまで出せる液晶を選べます。すべてのモデルが対応しているわけではないものの、例えばAlienware 15は「15.6 インチ FHD (1920 x 1080) 120Hz TN+WVA アンチ-グレア 400-nits NVIDIA G-SYNC 有効 ディスプレイ」に変更できます。
もともと高額なAlienwareのゲーミングノートPCがさらに高くなってしまうわけですが、60Hzから120Hzに変更できることによりプレイのしやすさが圧倒的に変わるので大きなメリットでしょう。
コスパ度外視で小型ゲーミングノートPCが欲しかったり、120Hz液晶でゲームをヌルヌルにしたかったりするならAlienwareのゲーミングノートPCはおすすめです。
とはいえ価格があまりにも違いますから、ほとんどの人にはG-Tuneのほうがおすすめです。