ゲーミングPCにおいてコスパとはなんでしょうか?単純に安いこと?いいえ、そうではありませんよね。「高性能なのに安いこと」が大切です。
また短期的か、それとも長期的なコスパかも考える必要があります。現在コスパが良くても2年後に買い換えなくてはならないゲーミングPCよりも、ある程度高額でも5年使えるゲーミングPCのほうが結局は安く済むものです。
コスパ抜群のパーツを選びながら、おすすめのゲーミングPCはどれなのかを解説します。
グラフィックボードのコスパ比較
ゲーミングPCの性能を決定付けるのはグラフィックボードです。グラフィック性能が足りているかどうかで、ゲームがサクサクなのかカクカクなのかが決まるからです。
まずはドスパラが公開しているグラフィックボードのベンチマークを比較してみましょう。一番右の列はGTX1050を基準に何%高性能化を計算したものです。
グラボ | ベンチマークスコア | GTX1050との比較 |
---|---|---|
GTX1080Ti 11GB | 922 | 392 % |
GTX1080 8GB | 725 | 308 % |
GTX1070Ti 8GB | 678 | 288 % |
GTX1070 8GB | 602 | 256 % |
GTX1060 6GB | 440 | 187 % |
GTX1060 3GB | 410 | 174 % |
GTX1050Ti 4GB | 257 | 109 % |
GTX1050 2GB | 235 | 100 %(基準値) |
GTX1080TiはGTX1050の約4倍もハイスペックです。それなのにGTX1080Ti搭載ゲーミングPCはGTX1050搭載ゲーミングPCの約2倍くらいしか価格が高くありません。基本的にハイスペックになればなるほどコスパが良くなるものです。
また、GTX1070よりもGTX1070Ti、GTX1080よりGTX1080Tiのほうがコスパ抜群です。そもそもこういうコンセプトで作られたグラフィックボードなので当然です。だからコスパで選ぶなら「Ti」が付いたグラフィックボードを選ぶのが正解です。
世間ではGTX1060 3GBやGTX1060 6GBが人気でしたが、GTX1070Tiが登場してから人気ランキングが一気に変わりました。どのBTOメーカーでもGTX1070Ti搭載ゲーミングPCが1位で、2位や3位にGTX1080Ti搭載ゲーミングPCがいます。GTX1060よりも長く使えるので、長期的なコスパの良さも評価されています。
CPUはCore i5よりもCore i7がおすすめ
CPUの性能もゲームに大きな影響を与えます。低性能なCPUと高性能なものとではフレームレートに雲泥の差が生まれるのです。
古いゲームならCore i5でもいいでしょう。しかしあとから最新ゲームをプレイしたくなった時にCore i7推奨だったら困りますよね。事実、ほとんどの最新ゲームはCore i7を推奨しています。CPUの交換は非常に面倒なのでケチらないほうがいいです。
ただし最高性能のCore i9はおすすめしません。ゲームには向いていないのです。フレームレート比較してみるとCore i7のほうが優秀です。結論としてCore i7-8700かCore i7-8700Kがおすすめです。長く使いたいならCore i7-8700K一択です。
コスパで選ぶおすすめゲーミングPC
選ぶべきパーツが決まったところで、最後にコスパ最強のBTOゲーミングPCをご紹介します。同じパーツを登載していてもコスパに結構な違いが出るものです。私が実際に見て価格を調べたうえで、おすすめモデルを厳選しました。
ドスパラ「ガレリア ZG」
もちろん今だけの話ではありません。Core i9-9900KとRTX2080 SUPERの組み合わせなら、他のゲーミングPCよりも遥かに長く使えるわけですから、長い目で見てもやっぱりコスパが良いんです。
ドスパラ「ガレリア ZV」
CPUはやはりCore i7-9700Kです。Core i7-7700Kよりも40%高性能なので、ゲーミングPCを買い換える人がCore i7-9700Kを選んでいます。
G-Tune「NEXTGEAR-MICRO im610SA3」
プロゲーマーとのコラボモデルということもあり、通常よりも安くなっています。SSDやHDDをカスタマイズしてもまだ15万円以内ですから本当に安いですよね。ただし、GTX1660だとプレイできるゲームが限られているため、やはりRTX2060やRTX2080のほうがおすすめです。
ゲーミングPCのセールやキャンペーンでいつも以上にお買い得になっていることがあります。以下の記事にセール情報最新版をまとめています。