家で掃除機、外で洗車、お風呂で体を洗うように、パソコンも使っているとどんどん汚れて掃除が必要になります。もちろん丸洗いをするわけにはいきませんので、必要な場所に応じてクリーニングする方法について説明します。
パソコンを掃除する頻度
パソコンを掃除する頻度ですが、これはパソコンを使っている環境によって変わってきます。パソコンを置いている場所でも大きく変わってきます。パソコンを机の下に床置きしているのであれば、床に落ちたホコリや髪の毛、食べかすなどが多く入り込んでしまいますので、机の上やラックの上、ほかにもスノコに置くだけでも随分と違います。
パソコンの近くで喫煙するのであれば、タールや灰がパソコンのファンやケース内部にこびりついている可能性があります。こびりついたタールにホコリがさらにくっついて山のようになっていることもあります。
もし犬や猫などのペットを飼っているのであれば、頻繁に掃除が必要と思います。ペットの毛は人の毛に比べて細くて軽いので、パソコンのファンなどでも簡単に吸い込んでしまいます。
パソコンを床置きしていたり、喫煙していたり、ペットを飼っている場合は3か月、せめて6か月に一度は掃除をすることをオススメします。もしいずれも該当しないのであれば1年に1度の大掃除でも大丈夫でしょう。
パソコンを掃除するための準備
パソコンが立ち上がっている場合はシャットダウンです。電源が入ったまま清掃することは絶対にやめてください。ショートしたり故障の元ですし、何より感電などの危険性もあります。かならずシャットダウンをして、電源ケーブルも抜いてください。
USBケーブルやオーディオケーブル、LANケーブルなどケーブル類はすべて取り外します。後で元の場所にさせるように、どのケーブルがどこに刺さっていたかわかるようにしておくとよいでしょう。
掃除をする際には部屋ではなく、なるべくベランダや庭など部屋の外ですることをオススメします。長い期間ケースを開けたことがないのであれば、中に大量のホコリが詰まっている可能性があります。そんなホコリを吸い込みたくはないですよね。作業をする際はマスクも着用しましょう。
掃除のための道具
パソコンの掃除をするための便利な道具を紹介します。
- プラスドライバー(必要であればマイナスドライバー)
- エアダスター
- ウエス
- ハケ
- 綿棒
エアダスターは電気屋さんでも売っていることがあります。なければホームセンターでも売っています。そのほかの道具は最近では100均でも売っていますので、揃えれる範囲で構いません。必ず必要なのはドライバーとエアダスターくらいです。
静電気に注意して掃除する
静電気は電流こそ少ないですが、とても高い電圧です。パソコンは静電気にとても弱いので、作業をする前に金属部分に両手をつけて放電しましょう。
パソコンケースを開けて、中のホコリをエアダスターで吹き飛ばします。マザーボードやドライブベイ、メモリスロットのすき間などにホコリがたまりやすくなっています。少し固着したホコリはハケや綿棒で取り除きます。
電源ユニットやCPUファン、GPUファンには多くのホコリがついていることが多いです。そのままエアダスターを噴射するとファンが高速で回転してしまいますので、綿棒などでファンが回らないよう固定して噴射すると良いでしょう。ここもホコリが固着しやすいので、残ったホコリは綿棒できれいに取り除きます。
CPUのファンは取り外さないでください。もう一度取り付けるときにグリスが必要ですので、グリスを持っていなければ絶対に取り外さないでください。そのままでも取り付けることはできるのですが、冷却能力が落ちてしまう可能性があります。
すべて掃除が終わったら、すっきりと買った時のようにキレイになっているでしょう。取り外したケーブルや電源を元通りにして完了です。パソコンを掃除してあげることで、長く使えるようになりますので、定期的に掃除をおこなってみてください。