メモリとスワップの適正量ってどのくらい?

メモリがたくさん積んであるPCが増えてきましたが、スワップについて適切に設定しているケースは稀なようです。そこでスワップの仕組みとその適正量について考えてみましょう。

スワップって何?

CPUがプログラムを実行するとき、まずそのプログラムをストレージからメモリにコピーします。そしてCPUに対する命令を読みながら、表示する画像など必要なデータをストレージからメモリにコピーして計算したり書き換えてストレージに書き戻したりします。

そのため、メモリが十分あれば良いのですが昔のようにメモリがまだ高価で十分なかった時代にはよくメモリが足りなくなってしまいっていました。メモリに空きがないとCPUは仕事をすることが出来ません。

そこで、メモリにあるデータのうち、今使っていないデータを一旦ストレージに保存しておき、必要になったら読み込むようにしました。これがスワップです。

スワップによってメモリが心もとないPCでもある程度メモリ不足に陥る危険性が減ったのですが、スワップは実メモリの1.5倍程度がいいと言われていた時代を経て、最近はメモリも大容量かつ安価になったためスワップの意義が薄れ始めています。

HDDの場合

動画編集などメモリをたくさん使わない場合、実メモリ容量が4GB以下ならその1.5倍のスワップ領域(またはスワップファイル)を用意するとよいでしょう。タブをたくさん開いたりした時に一時的にメモリが足りなくなることがあるので、一瞬のフリーズを避けられます。

一方、動画編集などをしない場合でかつ実メモリ容量が8GB以上ある場合、ほとんどスワップは使われないと考えてよいでしょう。一応実メモリと同程度の容量を確保しておくのをおすすめしますが、よほどのことがない限り使われません。

もちろん動画編集などをする場合はメモリもHDDも大容量でしょうから、実メモリの1.5倍、おおよそ32GBを上限にスワップを設けると良いでしょう。

ただし、あまり頻繁にスワップを使うようだとメモリに比べてHDDの速度が遅いため、ストレスを感じることになるかもしれません。その場合はメモリを増設しましょう。

SSDの場合

SSDの場合、基本的にはスワップを設けないほうがSSDの寿命が長持ちします。これはSSDに書き換え可能回数の上限があるためで、頻繁に書き換えられるスワップをSSDに設けるのは得策ではないと言えます。SSDは書き込める領域が多い方が寿命が長く、かつ体感速度も早くなります。

とはいえ、RAID構成にしていたり、そんなに頻繁に使わないので書き換え可能回数を気にしないという方は検討しても良いでしょう。その場合も実メモリを増設できないかを先に考え、どうしても必要であれば実メモリと同程度で16GBを上限に決めると良いでしょう。

SSDはメモリと同じように電気的なデータの保持方法を採用しているため、かなり速度が早いです。とはいえ寿命や価格を考えると実メモリを増設したほうがお得なことが多いでしょう。

まとめ

最近はメモリを8GBや16GB積んでいたり、メモリをマウントしてストレージのように使ったりといったことが現実に行われています。

HDDとの速度差が顕著にあらわれてしまうため、実メモリを増設できるのであればスワップを設けないという選択肢もありえますし、SSDの場合はそちらを選ぶほうが大抵の場合賢い選択となるでしょう。

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