nvidiaの新RTXシリーズに搭載された「レイトレーシング」とは

ついに姿を現したnvidiaの新世代GPU「RTXシリーズ」は、すでに予約が殺到するなど人気を集めています。また、RTXシリーズに、新しい3Dグラフィックス技術として「レイトレーシング」が採用されていることが話題になっています。

一体どんな技術で、どのような効果をもたらすのでしょうか。

RTXシリーズの新技術「レイトレーシング」とは

これまで、リアルタイム3Dグラフィックスの世界では「ラスタライズ法」と呼ばれる技術が主流でした。ラスタライズ法では、3D空間内に存在するオブジェクトをポリゴン単位で処理します。

また、各ポリゴンをピクセルに分解し、ピクセルごとにライティング(光の処理)やシェーディング(材質のがわかるような色の処理)を行っていました。

ただしラスタライズ法では、ユーザーの目に見えない部分のポリゴンは処理から捨ててしまいます。これが原因で、視界の外にあるオブジェクトが影響する処理では、リアリティが欠けるのです。

分かりやすい例は、「道路にうつった看板の影」でしょうか。看板自体は視界の外にありますが、視界の中にある影は、その看板の影響を受けています。

一方、レイトレーシングでは3D空間に存在する視野外のオブジェクトも処理の対象です。視点から発する視線を、ピクセルを通過するものとして処理します。これが「レイ(光線)」です。

レイが衝突した部分に対してライティングやシェーディングを行うため、実際には視界に移っていない部分についても、処理が行われることになります。

このレイトレーシングにより、これまではおおざっぱだった光の明暗や映り込み、反射などを詳細に再現でき、リアリティが増すのです。

レイトレーシングに対応しているゲームならば、より現実世界に近いグラフィックが体験できるという強みを持っています。

ハイエンドモデル以外でも超美麗グラフィックを実現

基本的にレイトレーシングは、RTXシリーズの大前提です。そのため、2080や2080Ti以外でも、リアリティ溢れる描画を楽しめます。

2018年9月時点では、ハイエンドモデルであるRTX 2080 Ti、RTX 2080、RTX 2070のほかに、ミドルレンジとしてRTX 2060、RTX 2050(Ti)も発表されていることから、低価格モデルでも期待ができますね。

ちなみに2080の性能は、1080と比較して1.5倍から2倍といわれています。ディープラーニングによる解像技術「DLSS」の活用で、圧倒的な高パフォーマンスを叩き出すとのこと。

さらに4KHDR、60fpsに標準対応できると公式サイトで明言されており、超重量級のタイトルでも滑らかな描写が期待できます。

4Kを存分に味わいつくすならRTXシリーズ

RTXシリーズはレイトレーシングを中心に、4KHDR環境を「ごく普通に」楽しめることがコンセプトだといえるでしょう。これまで敷居が高かった4KHDR環境も、RTXシリーズの上位モデルなら、何の問題もなく構築できそうです。

個人的には、GTX1080とGTX1080Tiの中間的な性能を持つ「RTX2070」が気になりますね。日本円では6万円程度になりますから、性能と価格のバランスがよさそうです。

また、2万円前後のRTX1050やRTX1050Tiも、非常にコストパフォーマンスが良いGPUになることは間違いありません。2018年後半から2019年は、GPUの買い替えどきかもしれませんね。

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