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SSDとHDDどっちがいいの?用途やPC別に比較

BTOパソコンなどを購入する際、ストレージの選択でHDDにするかSSDにするか迷いますよね。ゲーミングPCの場合、デスクトップの場合、ノートPCの場合でそれぞれどちらが良いか解説していきます。

ゲーミングPCはSSD必須

ゲーム用のハイスペックなモデルであるゲーミングPC。グラフィック機能やメモリの搭載量、CPUの性能などが強化されています。

そういった機種ではストレージとネットワークがボトルネックになりやすく、折角いい性能のパーツを選んでもその性能を生かし切れないなんてことが起こりえます。そのためゲーミングPCのパーツ選定は慎重に行う必要があり、ストレージにSSDを使うのは必須としてその読み書き速度にもこだわりたいレベルです。

ゲーミングノートPCの場合

多くのゲーミングPCはいわゆるモバイル用途ではなく、据え置き型ノートPCと同じカテゴリに属します。というのも、ハイスペックなパーツを搭載するためにスペースや排熱などの条件をクリアするように作ると大型化しやすいためです。

この場合は据え置き型ノートPCと同じように、できるだけ大容量でできるだけ読み書き速度が早いSSDを選びましょう。特に厳密にチューンアップされて組まれていることが多いゲーミングPCはパーツ同士の相性によっても性能が変化します。後からの追加は難しいと考えて、できるだけ予算を潤沢にしましょう。

ゲーミングデスクトップPCの場合

デスクトップ型のゲーミングPCの中には、特殊な筐体を用意していたり、排熱のためのエアフローが厳密に組まれているモデルも多くあります。そういったモデルでは後からのパーツの追加はノートPCほどではないにせよ難しいといえます。

一方、筐体は一般的なデスクトップPCのようなゲーミングPCもあります。その場合はまだ増築や換装がやりやすいでしょう。ただし、パーツの相性の問題はあります。

さて、どちらの場合でもゲーミングPCの場合はそこそこの容量のSSDは必須です。特にネットワークを使ったゲームなどではストレージの性能がボトルネックになることを避けるためにOSをだけでなくゲームデータもSSDに保存します。そうすると必然的に要求されるSSDの容量が増えてしまうのです。

もちろんスピードがそこまで必要のないデータはHDDに放り込んでおいた方がSSDの寿命を伸ばすことにもつながりますので、可能ならハイブリッドにすべきでしょう。その場合はSSDの容量を決定した後に予算と相談してHDDの容量を決定しましょう。

SSDにしないとゲーミングPCが勿体無い!

性能が求められるゲーミングPCは、グラフィック性能や本体の性能はもちろん、ストレージやネットワークといったボトルネックになりやすい部分にまで細かく気を使う必要があります。そうでないと、折角素晴らしい最新の性能を誇るパーツを使っているのにそこら辺のPCと変わらなくなってしまいます。

そのため、できるだけSSDを活用してCPUの速度に全体が近づけるように構成を考えましょう。ちなみにSSDの読み書き速度は書き込みよりも読み込みの速度のほうが遥かに重要ですのでご参考までに。

デスクトップはハイブリッドがおすすめ

まず、スペースと予算に余裕がある場合は、HDDとSSDをどちらも利用するハイブリッドがおすすめです。OSやよく使うソフトウェアをSSDに保存して高速な読み出し速度の恩恵を受け、データはHDDに保存することでたくさん保存することが出来ます。

もしよく起動するソフトウェアが複数ある場合はSSDの容量もある程度確保する必要が出てきますが、そこまでこだわらない場合はHDDを多めにしておくと価格とスペックのバランスが取りやすくなるでしょう。

例えば、SSDを120GBとHDDを3TBなどがおすすめです。もちろん予算によってHDDの容量を減らしてその分を他のパーツに回すことも出来ます。

スリム・一体型の場合

とはいえ、昨今流行りのスリムな省スペース型デスクトップPCや一体型PCの場合、スペース的な問題でどちらかしか選べないこともあります。この場合、ノートPCと同じように後から増設したり換装したりといったことが難しく、最初の選択が重要になります。

もしどちらかしか選べないというのであれば容量が多めのSSDをおすすめします。特に高性能なモデルではメモリやCPUなども性能がよく、ストレージの読み書き速度がボトルネックになることが多いです。ミドルレンジ以下のモデルでどうしても予算を削りたい場合のみHDDを選択しましょう。

スペースに余裕がある場合

この場合は一番容易です。単純に予算との兼ね合いで決めることが出来ます。予算が少なければSSDを選択し、余裕があればそこにHDDを追加するという順に選ぶと楽でしょう。もしも足りなくなったり、SSDを増設したいとなった場合でもスペースがあれば大抵の場合は増設できます。保証などは機種によって異なりますが、物理的に可能という点は心強いですね。

SSD + 大容量HDDがおすすめ

デスクトップPCの特徴として、熱や音がある程度出ても許容できるという点が挙げられます。その点ではHDDを採用しやすいですが、起動ディスクはSSDにしておくとPCの性能を引き出せます。

また、データを保存するという目的に使われることも多いため、自分がどのくらいのデータを保存するか考えてHDDを追加していきましょう。ハイブリッドができれば少なめの容量のSSDを選択して価格を抑え、SSDにはOSだけ入れて残りのデータは比較的安価なHDDに保存するということが出来ます。

ノートPCなら用途と目的によって使い分ける

ノートPCはデスクトップOCのように「後から交換・追加」なんて簡単にできません。スペースの関係で大抵はストレージ1つでいっぱいいっぱいです。それなりの知識とメーカー保証外になる勇気さえあればできる場合もありますが、前述のようにスペースが無かったり、部品が特殊だったりすることが多いノートPCについては難しい場合が多いです。

そのため、購入時にきちんと使用用途を考えた上で選択する必要があります。

家の中で使うノートPCの場合

例えば、普段はリビングに置いておくけれど掃除や動画を見たい時などにたまに動かす程度の場合です。

この場合はそんなに頻繁に持ち運ぶことがないので、HDDのデメリットである「重い」「衝撃に弱い」という点は考慮しなくて大丈夫です。今後はわかりませんが、今はまだHDDのほうが容量あたりの単価は安く、1~3TBなど大容量なストレージを比較的安価に手に入れることが出来ます。

家の中で据え置きメインで使われるノートPCは「動画や写真などのデータを保管する」というデスクトップPCの役割も同時に担うことが多いです。そういった点では容量あたりの単価が安く大容量なHDDの方が適しています。

もちろんSSDの速度は魅力的ですし、耐衝撃性はSSDの方が上ですから、SSDでも容量は十分だという方はSSDを選びましょう。つまりここはお財布との相談ということです。

頻繁に持ち運ぶノートPCの場合

いわゆるモバイル用途です。出先まで持って行ったり、学校へ持ち込んだり、スタバでドヤったりする場合です。

この場合は頻繁に持ち運ぶので、耐衝撃性が高いSSDにする方がよいでしょう。その分価格も上がりますし、容量もおおよそ120GB~500GB程度になり、HDDよりは少なくなりがちです。

しかしモバイル用途では大容量のデータを貯めておけることよりも、省電力性能を優先した比較的非力なCPUの計算能力をSSDの読み書きの速度で補助したり、頻繁に繰り返されるスリープから復帰までの時間を短縮する方に要点が置かれます。そのため、価格は高くなってもストレージごとの特性を考えるとSSDがおすすめです。

ノートPCはHDDよりSSDを優先したい

ここまでノートPCにはHDDとSSDどちらがいいか考えてきましたが、持ち運ぶことが前提のノートPCにおいてはSSD一択なのではないかと思います。昨今の状況を見ているとSSDの価格は下がってきており、一般的なノートPCに必要な容量であればHDDとの価格差は十分小さいと言えます。

それよりもSSDのメリットである起動・復帰の速さといった快適性や、衝撃に強いといった特徴を活かした方がいいでしょう。特にゲーミング・ノートPCを除いて、ノートPCは省電力を実現するためにCPUの性能が抑えられていたり、搭載できるメモリが少なかったりします。そういった部分を補うためにもSSDを選んで体感的な速度を上げるというのは「十分アリ」な選択肢と言えるでしょう。

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