グラフィックボードを新しく取り付けたり交換することは、パソコン初心者には難しく感じたり、壊してしまいそうで怖く感じてしまうものかもしれません。グラフィックボードは高価なパーツですし、壊れてしまったら悲しいですよね。しっかり気をつけるべきことを守って作業すれば誰にでも簡単にできます。
新しいグラフィックボードを箱から出すときに気をつけること
新しく購入したグラフィックボードはほとんどの場合、化粧箱の中に入った状態でしょう。箱を開け、マニュアルやドライバーCDなどを取ると、静電気防止用の透明の袋に入った状態のグラフィックボードが入っています。
グラフィックボードに限らずパソコンのパーツは精密機器です。精密機器は静電気にとても弱く、静電気が走り運が悪いとパーツをパソコンにセットする前に壊れてしまうこともあります。パーツを袋から取り出す前や、パーツに直接触れる際には、スチールラックやドアノブなどの金属部分に手を触れて静電気を逃しておくことをおすすめします。
透明の袋はシールで封がされています。固く剥がしにくい場合がありますが、カッターを使って開ける際には、カッターの刃でパーツを傷つけてしまわないよう慎重におこなってください。
袋から取り出したパーツは床や机に直接置かずに、静電気防止用の袋の上に置いておきましょう。
グラフィックボードをパソコンにセットするときに気をつけること
まずグラフィックボードを取り付けるパソコン本体から電源ケーブルを抜いておきましょう。そしてカバーを開けます。この際にパソコンケースの金属部分に触れて念のため静電気を逃してから作業します。
グラフィックボードを取り付ける場所のブラケット(ふた)を外します。ほとんどの場合はネジで止められていますのでネジを外せば簡単に外れます。グラフィックボードによって1スロット分か2スロット分のどちらかを占有しますので、パーツに合わせて外して起きましょう。
グラフィックボードを取り付ける予定の拡張スロットに埃が積もっていないかをチェックしましょう。埃を巻き込んだままグラフィックボードを取り付けてしまうと、ショートしてしまう可能性があります。埃があればエアダスターや掃除機、綿棒などを使って綺麗にしておきます。
ここまでの準備が整ったらいよいよグラフィックボードをセットしましょう。念のため静電気も除去しておきましょう。そしてグラフィックボードの端子部分にキャップがついている場合は外します。グラフィックボードを持つ際は、チップや回路部分に触れないようにします。グラフィックボードの基板の端を持ちスロットにあてがいます。端子の一部に力が偏らないように均等に力をかけながら奥まで押し込みましょう。最後にパソコンケースのブラケットを外した際のネジを取り付けて固定すれば作業は完了です。
動作チェックで画面が表示されるかチェック
電源ケーブルを刺してパソコンを立ち上げてみましょう。
パソコンが立ち上がったらドライバーをインストールします。付属していたCDからでもいいですし、インターネットからであれば最新版がダウンロードできます。
ドライバーのインストールが終われば作業は完了です。慣れれば30分ほどでできるようになります。