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Maxwell世代のハイエンドGPU、GTX 980Tiはいつまで戦えるのか

かつてのハイエンドグラフィックカード、NVIDIA GTX 980 Tiも今や中古であれば3万円代で買うことができます。グラフィックカードは世代が新しくなると一気に性能も上がるので、一つ前の世代ではハイエンドグラフィックカードもミドルレンジ相当になってしまうことは珍しくはありません。

GTX 980 Tiの相場

NVIDIA GTX 980 TiはMaxwell世代のハイエンドグラフィックカードでした。同じくMaxwell世代のGTX TITAN Xをベースに開発されました。当時は新品で10万から13万円とそれはそれは高額なグラフィックカードでした。最新のアーキテクチャのグラフィックカードは、ハイエンドになるとどうしても10万円前後と高額です。しかし型落ちとなると値段は半額ほどまで一気に下がります。

GTX 980 Tiはすでに販売は終息していますので、新品で入手するのは在庫品になります。オークションなどではまだいくつか見かけますが、あまり数はありません。そこでパーツショップの中古やオークションサイトでの相場をチェックしてみると、現在は32,000円から40,000円程度と当時の半額以下どころか1/3ほどで一世代前のハイエンドグラフィックカードが購入できます。

GTX 980 Tiのベンチマーク

FFXIV 紅蓮のリベレーターベンチマークでのスコアを調べてみました。

解像度は2560×1440のWQHD解像度、グラフィック設定は最高品質です。いずれもハイミドルからハイエンド帯のグラフィックカードのため、高設定でのベンチマーク値となっています。

  • RX 580 : 7300前後
  • GeForce GTX 1060 6GB: 7800前後
  • R9 Nano : 8500前後
  • R9 Fury : 8900前後
  • GeForce GTX 980 Ti : 9600前後
  • GeForce GTX TITAN X : 9800前後
  • GeForce GTX 1070 : 10600前後
  • GeForce GTX 1080 : 13000前後

およそGTX980 Tiは最新アーキテクチャであるPascalのGTX 1070に匹敵するとみてよいでしょう。ただしあくまでベンチマークの数値のみでの比較ですので、単純に比較することは難しいのです。例えば消費電力の面で見れば、Pascal世代であるGTX1000番台のグラフィックカード方が消費電力が少なくなっています。消費電力に対しての性能、いわゆるワットパフォーマンスはPascal世代の方が優れています。

性能はGTX 1070相当、価格は2/3?

中古のグラフィックカードは賛否両論あるかと思います。過去の所有者がどのような使い方をしたのかが分かればよいのですが、まず知ることは不可能です。オーバークロックで長時間稼働させていたのであれば熱によるダメージを蓄積しているかもしれません。

しかしかつてのハイエンドグラフィックカードが破格の値段で入手できるのは大変魅力的ではあります。コストが下がったことでSLIを組んでみるという選択肢もあるでしょう。新品と違い保証の面でリスクはありますが、中古グラフィックカードも一考の価値があるのではないでしょうか。

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