通常、PCを自作するときにノートPCを作る人はいないでしょうが、中古などでノートPCを購入した際に電源ケーブルがついていないことがあります。
デスクトップPCならミッキーケーブルか2つ穴かぐらいの違いで他のPCのケーブルを使いまわせることが多いのですが、ノートPCは結構難しいです。
そこで、ノートPCの電源とケーブルの特徴についておさらいしましょう。
デスクトップPCとの違い
通常、PC内の電流は直流であり、交流である家庭用電流を「PC電源」と呼ばれるパーツで変換して利用しています。この時同時に電圧をいじったりもしています。
デスクトップPCの場合、ケースが大きくスペースに比較的余裕があるため、PC電源はケース内に設置するのが一般的です。そしてコンセントとケーブルでつなぎます。
一方、ノートPCの場合、ケース内に余裕がないため、PC電源にあたる機能はケーブルを使って外だしするのが一般的です。
プラグ形状
ノートPCのケーブルを見ていくと、およそ中間付近に箱のようなものがついています。その箱の左右から若干違いのあるケーブルが伸びています。この箱こそ、PC電源に相当する、交流・直流を変換したり電圧をいじったりする部分なのです。
この部分はメーカー各社によって違いがあり、ノートPC側のケーブルプラグの形状も異なります。あるメーカーでは正面から見て円形のプラグで中心にも棒があったり、別のメーカーでは正面から見ると六角形だったりします。
一方、コンセント側は各社の間で大きな違いはなく、基本的にデスクトップPCでも用いられているミッキーケーブルや2つ穴ケーブルが多いです。
使いまわせる時
コンセント側のケーブルはデスクトップPCのものなどと使い回しがしやすいですが、PC側はそうもいかないのでしょうか。答えは「プラグ形状が合えば意外といける」です。
PCとケーブルの接点であるプラグの形状が異なるとどうしようもありませんが、そこさえクリアできれば電圧などは各社間で違いがあるものの、概ね動かすことが出来ます。
とはいえ、そのPCの設計上必要な電流と電圧がないと不安定で突然電源が切れたりしますし、逆に電流・電圧過多でもPCが壊れます。それらが一致していれば問題なく使えますが、そうでない場合はあくまで緊急処置にとどめておきましょう。
まとめ
ジャンク品では「付属品なし」や「電源・バッテリー欠品」というノートPCが多くあります。また、バッテリーがヘタってしまっているのに電源がないなんてこともあります。
そんな時はプラグ形状があう電源を流用して使うことがよく行われていますが、電流や電圧が多少異なっていても動いてしまうことが多いようです。
ぜひ手持ちのケーブルのプラグを覚えてからジャンクめぐりをしてみてください。