eSportsの人気は海外を中心にではありますが、年々高まっており、大会の賞金額もどんどん上がってきています。中には賞金総額100万ドルにもなる大会もあるほど、eSportsが本格的にスポーツとして認知されてきた感があります。ここではそんなeSportsの種目になっているゲームを紹介したいと思います。
おもな高額賞金タイトルになっているゲーム
規模も大きく、賞金額ももっとも大きいのは「Dota 2」です。Valveが開発したMOBAゲームの原点のひとつ「Dota」の続編になります。世界でもっとも賞金額が高いゲームなだけあり、プレイヤー人口もトップです。
League of Legends
MOBAゲームの人気の火付け役にもなった「League of Legends」です。今でもなお多くのプレイヤーが日夜プレイしています。非常に幅広い戦術があり、まだまだ研究の余地もあり奥深いゲームといえるでしょう。
Counter Strike: Global Offensive
スポーツFPSゲームの源流を受け継ぐ「Counter-Strike: Global Offensive」です。もとはHalf-LifeというゲームのMODのひとつであったCounter-Strikeが独立進化し、いまでも世界中のプレイヤーによってプレイされ、こうしてeSportsの種目にも選ばれていることは、いかにCounter-Strikeの人気が高いかを物語っています。
StarCraft 2
古くから韓国のプロゲーマーの活躍がめざましかったストラテジーゲーム「StarCraft 2」です。マイクロソフトのAge of Empireシリーズと似た時期に登場したStarCraftの続編となっています。韓国ではいまなお人気が高く、プレイヤー人口も韓国がダントツナンバーワンのゲームです。
Hearthstone
「World of Warcraft」や「Diablo」、「Overwatch」などでも知られるBlizzardのオンラインカードゲーム「Hearthstone」です。奥深い多くのカードを使って1vs1の静かながらも熱い戦いが、観客をもくぎ付けにする魅力でしょう。
国産ゲームからも大会種目に選ばれているものも
賞金がかかったゲームタイトルは、海外のゲームばかりではありません。日本の格闘ゲームを中心に世界中でプレイされているものもあります。
任天堂 大乱闘スマッシュブラザーズ
任天堂のアクションゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」通称スマブラ、も賞金がある大会がおこなわれています。ゲームキューブでのタイトルですが、いまなお根強い人気があります。スマブラだけに限って行われるスマッシュサミットという大会もあるほどです。
バンダイナムコゲームス 鉄拳シリーズ
家庭用ゲーム機やゲームセンターでも根強いシリーズタイトル「鉄拳」です。現在「鉄拳7」が最新作で、世界の格闘ゲームの大会の一種目として扱われています。日本のプロゲーマーもこのゲームで参戦しています。
カプコン ストリートファイターシリーズ
スーパーファミコンの最初の格闘ゲームでもある「ストリートファイター」です。現在では「ストリートファイター5」が大会種目として扱われています。日本の有名なストリートファイターのプロゲーマーの活躍によってeSportsの存在を知ったというひともいるのではないでしょうか。
陸上アスリートと肩を並べる日がくる
「e-SPORTS EARNINGS」というサイトでは全世界のプロゲーマーたちの獲得賞金が有志らによってまとめられています。それによると、2017年の獲得賞金ナンバーワンは、ドイツの選手でその額はなんと、243万ドルにもなります。1ドル106円で日本円に換算すると、2億5758万円ということになります。
一方、日本の選手では2017年獲得賞金163位にランクインしている格闘ゲームのプロゲーマーの方で、その額はおよそ11万ドルです。それでも1年間に1166万円の賞金ですから、夢のある話です。
2022年のアジア競技大会の種目に「eSports」が選ばれたそうです。陸上選手たちに交じってプロゲーマーが腕を競う…ちょっと想像がつきませんが、ワクワクもしますね。これによって世の中の「eSports」に対する見方に良い方向で変化が現れるのでは、と期待しています。