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IPアドレスが足りなくなる?ネットワークIPアドレス枯渇問題について

IPアドレスが枯渇するというニュースや記事を見た方もいるのではないでしょうか。IPアドレスを取り巻く状況について解説したいと思います。

IPアドレスとは

IPアドレスはインターネットに接続するために必要な固有の識別番号のようなものです。同じ一つのネットワークの中でIPアドレスは重複することができません。

IPアドレスは0.0.0.0からはじまり、255.255.255.255まであります。その数は全部で43億個にもなります。43億と聞くと膨大な数ですが、地球の総人口が70億ほどですので、1人1アドレスも無いのです。企業などではIPアドレスをいくつも持っていることもよくあります。

IPアドレスにはグローバルIPとプライベートIPの2種類があります。プライベートIPは家庭内や会社内のLANといった限定的なネットワークで使用されます。プライベートIPも同じネットワーク内で重複させることはできませんが、重複しない範囲で好きにIPアドレスを決めることができます。

それに対しグローバルIPは好きに決めることができません。インターネットプロバイダがユーザーにインターネット上で重複しないように割り当てています。

グローバルIPアドレスが足りなくなった

インターネットが生まれた当初、尽きることがないとされてきた43億もあるグローバルIPも、ITの進化や普及の中で足りなくなる恐れが出てきました。

そして2011年ごろには、未割り当てのグローバルIPは枯渇してしまいます。このことはニュースや記事などでも取り上げられたこともあり、目にした人もいるかもしれません。

未割り当て分が枯渇したことで今後新たにIPアドレスを発行できなくなりますが、すでに発行済みで使われなくなったIPアドレスの再利用は可能です。

しかしこれからIoTなどでますます増え続ける機器に対し、グローバルIPが必要になるのは目に見えていますので、抜本的な対策が必要となるのです。

IPv4からIPv6の時代へ

これまでのIPアドレスはIPv4と呼ばれるアドレス形態でした。IPv4では0.0.0.0から255.255.255.255の43億個のIPアドレスを生み出すことができます。

そして次世代のIPアドレス形態としてIPv6があります。IPv6では340カン個、数字で表すと『340,282,366,920,938,463,463,374,607,431,768,211,456』個、という途方もない数のアドレスを生み出すことができます。

すでにインターネットの世界ではIPv6への転換が進んでいます。我々の知らないところですでにIPv6を利用しているのです。

LANで使用するプライベートIPは今後もIPv4が使われていくでしょう。しかしこれからのIoT社会に向けてよりIPv6が身近な存在になっていくのは間違いないでしょう。

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