昔は専用の機材が必要だったり、機材が高価だったため、一部の限られたユーザーしかゲームのプレイ動画をストリーム配信をすることができませんでしたが、最近ではずいぶんと簡単にできるようになったため、誰でも少しの投資でゲーム配信をすることが可能になりました。ゲーム実況動画や配信をするのに必要な機材について説明したいと思います。
ゲーム配信する方法
ゲームを配信する方法は、配信する素材によります。パソコンゲームをパソコンでプレイしながら配信する場合には最小の構成で配信することができます。コンシューマゲームなどゲーム機の配信をしたい場合は一度パソコンに画面を出力してから配信する必要があります。
パソコンでゲームして配信する場合
もっとも簡単に配信タイプです。普通にパソコンでゲームを起動し、キャプチャーソフトを使ってそのまま動画投稿サイトや、動画ストリームサービスに配信することができます。
ゲーム機の画面を配信する場合
ゲーム機によってはYoutubeやTwitchといったストリームサービスに直接配信することが可能です。パソコンを経由して配信する場合は、パソコンにキャプチャーボードを取り付けて、一度ゲーム機の映像をパソコンに出力する必要があります。パソコンで表示させたゲーム画面をキャプチャーソフトで取り込み、配信することができます。
スマートフォンの画面を配信する場合
スマートフォンのゲーム画面を配信する場合には、スマートフォンの画面をパソコンに表示させる必要があります。iOSとAndroidそれぞれにパソコンに画面をミラーリングさせるソフトウェアがあります。それらを使って一度パソコンに画面を表示させて、キャプチャーソフトを使って配信をする方法が一般的です。
ゲーム配信に必要なもの
配信をするために必要なものをチェックしていきましょう。
パソコン
まずはパソコンでゲーム配信をするのであれば、なくてはならないでしょう。配信では動画を圧縮しながら配信するため、ある程度のスペックのパソコンを用意する必要があります。パソコンゲームを配信するならグラフィックカードも必要です。どちらにせよ、CPUとメモリは動画の圧縮速度や安定性にも直接影響します。
キャプチャーソフト
XSplit BroadcasterやOpen Broadcaster Software(OBS)がキャプチャーソフトとして有名です。ほかにもAdobe Flash Media Live Encoderやffsplitといったキャプチャーソフトもあります。どれも使いこなすにはかなりの知識が必要になります。簡単に配信するには配信設定ごと解説しているサイトがありますので、参考にして少しずつ自分流にアレンジしていくのが良いでしょう。
キャプチャーボード
パソコンゲームを配信するのであれば必要ありませんが、PS4などコンシューマゲームの配信をするのであればキャプチャーボードが必要になります。ゲーム機からテレビに接続するのではなく、キャプチャーボードに接続してパソコンの画面上にゲーム画面を表示させ、その画面を配信します。
必須ではないが、あると便利なもの
配信をするために必須ではありませんが、あることでより本格的に配信が可能になったり便利になるものをチェックしていきましょう。
マイク
テキスト読み上げツールや、文字だけの配信であれば必要ありませんが、マイクで声を乗せることでよりユーザーにとっては親しみやすくなる要素が増えます。パソコンに付属しているマイクではあまり品質が高くありません。余計な音を拾ってしまったり、声が小さくなってしまうといったことがあるため、せっかく用意するのであればコンデンサーマイクをオススメします。スタンド付き、USB接続タイプがパソコンでの実況配信にも向いています。
ウェブカメラ
キャプチャーボードなどで接続できないゲーム機などを配信する場合に、直接画面を撮影して配信することがあります。ほかにも顔を映してトーク配信したい場合などカメラが必要な配信もあるでしょう。高価なビデオカメラは必要ありません、マイク付きのウェブカメラで十分きれいに撮影が可能です。USB接続が可能なものを選ぶと良いでしょう。