ゲーミングPCは高くて手が出ない!と二の足を踏んでいる初心者に朗報です。PCパーツの進化により、中古でも十分な性能をもったゲーミングPCが増えています。
カジュアルなFPSやTPSを求める初心者なら、中古ゲーミングPCのほうがおすすめかもしれません。今回はその理由を解説します。
なぜ中古ゲーミングPCがおすすめなのか?
PUBGにフォートナイトなど、日本でもTPS系のゲームが本格的に浸透してきました。FPSやTPSは、動きの激しさ・速さが醍醐味であり、これを実現するためには一定のスペックをもったゲーミングPCが必須です。
しかし、ゲーミングPCは15万円~25万円がボリュームゾーンであり、決して安い買い物ではありません。そこで、中古のゲーミングPCに目を向けてみましょう。中古のゲーミングPCは、以下のようなメリットを持っています。
・価格が圧倒的に安く5万円~10万円で必要十分なスペックのPCが買える
・物理的な劣化箇所さえ交換してあれば2年~3年の動作は問題ない
・大手BTOショップの検査を経ることで、安定性や保証も確保されている
最近では、パソコン工房がゲーミング中古PCの販売に乗り出しており、税別4万円程度のゲーミングPCもあるほどです。もちろん、CPUは3世代~4世代前のものですが、世代間の性能差が小さく、そもそもが高性能ですからあまり問題ありません。
一方、GPUはGTX1050TiやGTX1060など、十分実用レベルのクラスを搭載しており、全体として見れば新品に比べてお得なこともあるほどです。
BTO各社が取り組む中古ゲーミングPC
こういった中古ゲーミングPCの販売は、ドスパラやイオシスでも開始しています。イオシスでは法人向けモデルにGPUを搭載し、ゲーミング仕様としたことが話題になりました。
リノベーションPCはマイクロソフト社の認定を受けた業者だけが行える「MARプログラム(=PCを再生させる規定)」を利用し、中古PCのゲーミングPC化を行っています。
また、ドスパラでも「リノベーションPC」として、同様のコンセプトで中古ゲーミングPCを販売しています。大体どのBTOショップでも「4000番台~5000番台のCoreシリーズ+GTX1050Ti+メモリ8GB」で税別6万円弱といった価格設定ですね。
しかし、OSはしっかりWindows10の64bitですし、保証期間も1~3ヶ月付き、何よりも検査を通過しているので初期不良の心配がありません。
ゲーミングPC初心者の最初の1台に最適
ゲーミングPC初心者は、そもそもどの程度のスペックで自分が満足するのか、わかりませんよね。
また、いつまでゲームに興味を持つのかも不明確です。最近は「荒野行動用のPCが欲しいけどどれが良いのかわからない」といった女性の声も見かけます。
こういったとき、中古ゲーミングPCは最小の投資で欲求を満たせる優れたPCです。ただし、できるだけ信頼のおけるショップで購入するようにしましょう。
オークションなどでの独自取引では、「安定動作」「故障の有無」「保証」が確認できず、単に安いだけの不良品を掴んでしまう可能性があるからです。個人的にはCore i 5 4000番台+GTX1050+メモリ8GB程度で5万円~6万円を狙っていくのが良いと思います。