ブルースタックスやNOXなど、Android端末をPCでエミュレートできるフリーソフトが増えましたよね。これらを使用すれば、スマホゲーはPCでも十分プレイ可能なのです。では、スマホゲーがスムーズに動作するためのPCスペックはどの程度なのでしょうか。
エミュレーターを使って、大画面で快適にスマホゲーをプレイしてみましょう。
エミュレータの推奨動作環境は?
ここでは、2018年現在、Android用エミュレータとして最も完成度が高いといえる「NOX」について解説します。NOXはPCにインストールして使用するタイプのソフトウェアで、推奨動作環境は以下の通りです。
OS | Windows 7 (64 bit版) 以降 |
CPU | 2コア以上のマルチコアCPU |
メモリ | 4GB |
グラフィック | 不明 |
ストレージ | 3GB以上 |
このように、最近のソフトウェアの中では非常に要求が低い部類ですね。特にCPUやメモリは、2~3世代前の中古PCでも問題なさそうなスペックです。
ただし、グラフィック(GPU)についてはプレイするゲームタイトルによるでしょう。スマホゲーでも3Dでグラフィック要求が高いものについては、それなりのGPUを搭載する必要があります。
ちなみに、2Dのゲームを動かすだけであればGTX750Ti程度でも全く問題ありません。おそらく第8世代Coreシリーズの内蔵グラフィックや、AMD製のAPUでも問題ないでしょう。
しかし、マルチウィンドウを使って複数アカウントを起動するとなれば、GTX1050程度は欲しいところですね。
具体的にいくらのPCならNOXを動かせるのか?
前述したようにプレイするタイトルによって求められるGPUが変わるため、一概には言えません。でも大手BTOショップで販売されている、10万円以下のBTOパソコンならば十分な性能を持っていると考えられます。
例えば、ドスパラの「Magnate IM」ですね。「ドスパラのおすすめゲーミングPCと評価」でもいくつか紹介しています。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Core i5-8400 (2.80GHz-4.00GHz/6コア/9MBキャッシュ) |
メモリ | 8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/8GBx1) |
グラフィック | 4GB |
ストレージ | 1TB HDD |
この構成で税別59980円です。これをベースにして、1万円程度のGPUを追加すれば、大抵のスマホゲーはスムーズにプレイ可能でしょう。スマホよりも圧倒的に大きな画面で、ゲームパッドやキーボードを使いながらプレイできるため、一度体験すると病みつきになりますよ。
最近のスマホは、ハイエンドモデルなら10万円前後のものも珍しくないため、PCとの価格が逆転しています。長時間プレイするなら、NOX+低価格なゲーミングPCという選択肢は悪くないはずです。
放置ゲーでも威力を発揮するNOX+BTOパソコン
レベリングや狩りは自動で行い、対人戦やイベントだけを手動でプレイする「放置ゲー」でも、NOXとBTOパソコンの組み合わせは有利です。スマホのように毎回起動する必要がなく、一日中起動しっぱなしで放置しておいても負担になりません。
また、バッテリーの消耗や充電忘れを気にする必要もないので、放置型のスマホゲーにはぴったりな環境です。魅力的なスマホゲーが続々とリリースされる中、BTOパソコンを上手に使って効率的にプレイしていきましょう。