スマホアプリといえばすっかり課金するのが当たり前になった今、無課金で遊べる良作を探すのは本当に大変です。しかし、まだまだ無課金でも熱中できるゲームは絶滅していません。そのひとつが、今回紹介する「宇宙戦艦物語RPG」です。
無料アプリの超傑作「宇宙戦艦物語RPG」とは?
宇宙戦艦物語RPGは、RYUTA YAMAGUCHI氏によって開発が続けられている「周回・やりこみ型の育成PRG」です。シューティングRPGと銘打ってはいるものの、実際には何度もステージを周回してアイテムを集め、自分の艦隊を強化しながらステージを進めていきます。
どちらかというと、やり込み型の育成シミュレーションに近い気がしますね。
宇宙戦艦物語RPGの大まかな流れ
- 近隣の惑星で敵艦隊を撃破し、資材やアイテムを集める
- 滅亡間近の地球に投資して人口を増やしつつ、新しい船や兵器の開発、スキルの習得を目指す
- 強化した船や兵器を使い、ステージを進める
基本的にはこの繰り返しです。しかしステージの難易度が高めに設定されていることや、何度も周回しなければ入手できないアイテムがあり、やり込み要素が満載です。ネットの掲示板では「超廃人仕様」と呼ばれるほどのボリューム。しかも課金要素が一切ありません。
さらに、クラウドセーブができてからは複数のデバイスへデータを引き継げることから、スマホ・PC・タブレットなどマルチデバイスな遊び方も可能になりました。
また、2018年11月現在もステージの追加などアップデートが続いており、クオリティがどんどん上がっています。
唯一の欠点は「弾幕が重い」こと
このように「無課金」「やり込み」「育成要素」「定期的なアップデート」と、課金ガチャ全盛の時代には珍しい良作ですが、欠点もあります。
それは、「弾幕が増えると途端に動作が重くなること」です。初期ステージでは問題ないのですが、船や兵器が増え、本格的な艦隊戦になると間違いなくカクつきます。
特にAndoroidではカクつきがひどく、ハイエンドスマホでも60FPSを確保するのは難しいようです。弾幕表示をoffにすればある程度は解消されるのですが、せっかくの艦隊戦が味気なくなってしまいます。そこで、エミュレータ+ゲーミングPCの出番というわけです。
エミュレータ+ゲーミングPCで重さを解消
Andoroid向けエミュレータとしては、NOXとBluestacksが有名ですが、どちらでもプレイは可能です。さらにミドルレンジクラスのゲーミングPCがあれば、弾幕も怖くありません。私の場合は、Core i5 7600+GTX1050Tiで弾幕表示時の重さが解消されました。
また、周回&やり込みゲーという性質から、長時間のプレイが必須であるため、スマホよりもゲーミングPCが適していると思います。レーザーやミサイル、戦艦、ロボットなど、多彩な兵器が戦略性を生み出しており、まだまだ数か月は飽きることなく遊べそうです。
宇宙戦艦物語RPGのようなやり込み型の無課金アプリこそ、エミュレータとゲーミングPCの出番だといえるでしょう。