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CPU内蔵のグラフィックス機能「Intel HD Graphics」の性能比較

Inte HD Graphicsは、Intel製CPUに内蔵されたグラフィックスコントローラです。このCPU内蔵グラフィックスコントローラが搭載されたことによって、グラフィックボードを追加していなくてもある程度のグラフィックス処理がCPU単体でできるようになりました。

CPUに統合される前はマザーボード上、正確にはマザーボードのノースブリッジ側に搭載されていました。グラフィックスコントローラがCPUに統合されたことによって、マザーボードに搭載する必要がなくなり、マザーボード自体の機能強化や、必要機能のみを搭載する小型化などが可能になったのです。

Intel HD Graphicsのスゴさが認識されだしたのは、Sandy Bridgeあたりからでしょう。HD Graphics 3000が搭載された後期型のSandy Bridgeでは、負荷の軽いMMORPGが設定次第で動かすことが可能でした。

HD Graphicsの高い性能

2017年9月現在、Intel CPUはKaby Lake世代になり、HD Graphics 620やIris Plus Graphics 650がCPUに内蔵されています。Iris Plusは基本的にはノートPC向けという位置づけで、Kaby Lakeから新しく登場しました。海外のベンチマークサイトでのスコアは下記のとおりです。(参考:https://www.videocardbenchmark.net

  • GeForce GTX 970M (3,895)
  • GeForce GTX 960M (2,044)
  • Intel Iris Plus 650 (1,825)
  • GeForce GTX 860M (1,734)
  • GeForce GTX 950M (1,709)
  • GeForce GTX 750M (1,287)
  • GeForce GTX 650M (1,212)

さすがにデスクトップ用のグラフィックカードにはかないませんが、少し前のノートパソコン用のグラフィックカードに匹敵する性能を持っています。2Dのゲームであれば何ら問題なくサクサクプレイできますし、比較的動作の軽いMMORPGは十分に動作すると思います。

3Dのゲームであっても設定を下げて、解像度も落とすことによって、HD Graphicsでも快適に動作させることは可能です。

またグラフィックカードを積まないことによって消費電力も下がりますし、発熱も抑えられます。発熱が抑えられるということは、パソコン自体の寿命の延命にも繋がります。ノートパソコンを購入する際には、そのあたりも併せて確認しておくと良いかもしれませんね。

HD Graphicsの性能一覧

HD Graphicsのおおよそのベンチマークスコアをまとめています。CPUやメモリなどのパソコン全体の構成や、動いているソフトウェアの状況によって数値は大きく変わることがあります。あくまで参考程度としてください。

  • Iris Plus Graphics 650 (1,825)
  • Iris Plus Graphics 640 (1,476)
  • Iris Pro Graphics 580 (1,916)
  • Iris Pro Graphics 550 (1,677)
  • Iris Pro Graphics 540 (1,357)
  • HD Graphics 630 (1,206)
  • HD Graphics 620 (943)
  • HD Graphics 615 (737)
  • HD Graphics 610 (746)
  • HD Graphics 530 (1,000)
  • HD Graphics 520 (828)
  • HD Graphics 515 (639)
  • HD Graphics 510 (618)

ちなみにデスクトップ向けのハイエンドグラフィックカードですとGeForce GTX 1080Tiで(13,415)となっています。しかしこちらは価格も10万弱となっており、本当の意味で桁違いですね。

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