ほんの一昔前は、ネトゲといえばPCでプレイするのが当たり前でしたが、最近はスマホでもさまざまなタイトルが楽しめます。むしろ、ネトゲはスマホのほうが選びやすいくらいです。そのため、ゲームを視野に入れてスマホを選ぶ方も多いでしょう。
では、ネトゲ用のデバイスとして考えたとき、PCとスマホのどちらにお金をかけるべきなのでしょうか。
高騰するスマホ価格
スマホの価格は、高性能化と共に上昇しており、6万円~10万円以上するモデルも珍しくなくなりました。台湾のメーカーであるHUAWEIがリリースした新機種「P20」の価格は62000円前後ですし、Razerのゲーミングスマホ「Razer Phone」は9万円近い価格です。
たしかにこれらは電話機でありながら、同時に優れたゲーム機でもあり、価格相応の満足感を得られるでしょう。しかし、同じようにゲームをするならば、もっと汎用性が高くてコストパフォーマンスが良いゲーミングPCがおすすめです。
コストパフォーマンスはゲーミングPCが圧勝
いくら高性能になったとはいえ、スマホの性能には限界があります。「大は小を兼ねる」という言葉があるように、スマホでできることの大半はPCでも可能です。
また、スマホは4半期に1度の頻度で新モデルが登場し、高いお金を出して買った端末でも、あっという間に型落ちになってしまいます。成長著しい世界だからこそ、廃れるのもまた早いのです。
これに対してゲーミングPCは、スマホよりも進化がゆっくりで、一度購入すれば数年は最新の環境が維持できます。費用はスマホの1.5倍から2倍かかりますが、ゲーム以外にも動画編集や配信など、さまざまな用途に使える汎用的な機械です。
そのため、コストパフォーマンスで考えると、スマホよりもゲーミングPCのほうが上といえるでしょう。
低価格スマホ+ゲーミングPCという選択肢も
NOXやブルースタックスのように、PCでもスマホゲームをプレイできるエミュレータが普及しています。これらはインストールしてすぐに使えるため、わざわざ高額なスマートフォンを購入しなくても、スマホ向けのネトゲが楽しめるのです。
これを利用して、低価格(1万円前後)のスマホとゲーミングPCの組み合わせでゲームを楽しむというのも、ひとつの解決策ではないでしょうか。スマホは出先でのキャラチェックや日課だけに使い、長時間のプレイはゲーミングPCでこなす。このスタイルなら、データ通信容量制限も気にせずに済みます。
個人的には、スマホ本体にかけるお金をPCに投資したほうが、総合的な満足度が大きくなるのではないかと思います。