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電源ユニットは容量が大きいものを選んだ方が良いのか

電源ユニットには電源容量が小さいものから大きいものまで幅広く販売されています。自分のパソコンの構成に見合った電源容量のものを選べば良いのか、余裕を持って容量の大きいものを選べば良いのか、そのあたりについて解説していきたいと思います。

電源容量と電力変換効率

電源容量は小さいもので300Wから大きいもので1200Wまで様々な製品があります。1200Wの電源容量だからといって1200Wの電力を常に使用しているわけではありません。もちろんつながっているパーツが必要としている電力分のみの供給となるため、つながっているパーツすべてで300Wであれば1200Wの電源を使用していても300W分の電気代しかかかることはありません。

ただし電源ユニットには電力変換効率があります。直流交流の変換を行う際にロスが発生してしまうため、その変換効率が少しでも良い電源ユニットのほうが少ない電力でまかなうことができるのです。この電力変換効率のランク付けをしているのが80PLUS認証です。80PLUS認証にはグレードがあり、グレードによって変換効率の基準が細かく定められています。

理想は50%、電源容量は構成の2倍が目安

多くの電源ユニットは最大容量のおよそ50%の出力をしている状態が変換効率の良い状態となっています。もちろんすべての電源にいえることではなく例外もあります。50%の出力をしているということは最大1200Wの電源ユニットであれば600W、最大500Wであれば250Wのパーツ構成がベストということになります。

グラフィックカードやCPUは負荷によって消費電力が大きく変わることがあります。最大使用電力(TDP)で計算することで、最大負荷時の消費電力が計算できます。負荷がもっとも高くなる状態でも電源ユニットの最大容量の70%くらいまでになるように抑えておくと、電源ユニットにとっては変換効率が良くなり、電源ユニット自体の負荷が下がり寿命を延ばすことに繋がります。

ベストな電源を選ぶためには、構成の正しい電力計算が必要

自分のパソコンの構成にベストな電源を選ぶためには、すべてのパーツの使用電力を正しく計算する必要があります。電源ユニットはパソコンを構成するパーツの中でももっとも重要なパーツと考えてください。

電源ユニットが安定して電力を供給することがパソコンの安定稼働に直接結びついています。電源ユニットの不調はパソコン全体の不調につながり、場合によっては電圧が乱れることによってグラフィックカードやCPUなど高価なパーツを破壊してしまう事故につながることもあります。

正しく電力を計算するときには電源容量計算機などを活用しましょう。MSIコンピュータジャパンやパーツショップのウェブサイトなどで、電源容量を計算するためのページが設置されています。CPUやグラフィックカードだけでなくディスクの数やメモリの本数にいたるまですべての情報を正しく入力することで、より正確な消費電力を算出することができます。

その消費電力の2倍を目安に電源ユニットを選ぶと良いでしょう。無駄に大きすぎる電源ユニットを購入する必要はありません。正しく計算して自分のパソコン構成にぴったり合った電源ユニットを選ぶようにしましょう。

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