PCケースはそのPCの見た目を決定する上でかなり大きなうウェイトを占める部分です。そのため、多種多様なPCケースが販売されています。しかし、PCケースは本当に必要なのでしょうか。熱がこもりやすくなって逆に邪魔なのでは、なんて考えたりしたことはありませんか。
そこで、PCケースの必要性と、自作するときのヒントを見ていきましょう。
ケースの役割
PCケースの一番の役割はおそらく、関連するパーツをまとめることにあります。PCパーツは配線でつながっているだけのものも多く、そのままだと線が抜けたり細かいパーツがどこかへ行ってしまう恐れがあります。
さらに、埃や日光を避けて事故を防いだり、パーツを長生きさせたりするためでもあります。ケースがある故に掃除がしにくく埃がたまりやすいなんてこともありますが。
ケースがないとどうなるか
では、ケースがないとどうなるのでしょうか。本当にケースは必要なのでしょうか。
まず、ケースがない利点の一つとして熱対策が挙げられます。ケースがあると熱がこもりやすくなりますし、パーツ同士もある程度近い距離に格納されていますから、熱の影響を受けやすくなります。
その点ケースがないと自然とエアフローができますし、扇風機でも当てておけば滅多なことでは大丈夫です。
その一方、埃やゴミに対しては弱くなり、かなりこまめな掃除が必要になるでしょう。また、ケーブルやパーツを踏まないようにすることも必要です。その際の取り回しも、パーツ同士が固定されていないと少し面倒ですね。
変わったものをケースにする
折角PCを自作するんですから、普通に市販されているケースでも構いませんが、他のものの筐体などを流用して作っても面白いかもしれません。
例えば、ジャンクのオーディオ機器やプレステの筐体を流用するのは一部で有名です。他にも、ダンボールや3Dプリンターで自分好みの筐体を作ることも出来ます。
その際の注意点としては、パーツが全部ちゃんと入るかどうかだけでなく、エアフローがきちんと設計されているかも重要です。せっかく作ったのに熱が逃げなくて熱暴走、そしてパーツがお亡くなりに……なんてなると大変ですからね。
まとめ
自作しているときに仮組みして動かしてみると、もうケースに入れなくてもいいんじゃないかなとめんどくさい気持ちがもたげてくるものです。配線の取り回しなど意外と考えることが多いケースへの収納ですが、きちんとケースに入れたほうが後々になって後悔しなくて済みそうです。
また、プレステなどのちょっと変わった筐体にすれば、日本で唯一のPCにすることもできると思いますよ。ゲーミングPCやBTOパソコンを買うなら「見た目だけじゃない!PCケースの選び方」の記事を参考にしてください。