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UEFIとBIOSの違い

UEFIとBIOSの違いをうまく説明できるでしょうか。BIOSが古く、UEFIは新しいという認識は持っているかもしれません。その認識も間違ってはいませんが、ここで少しUEFIとBIOSの違いを説明しておきたいと思います。

今後BIOSはUEFIに置き換えられていく

インテルは2020年までにチップセットにはUEFIが置き換えられて搭載されると発表しています。今後BIOSは消えゆく運命にあります。ではBIOSとはいったいなんなのでしょうか。

BIOSとはBasic Input Output Systemの頭文字をとった略語です。基本入出力システムとも呼ばれます。BIOSはマザーボードのチップセットにある極めて基本的な入出力を行うためのソフトウェアです。パソコンの電源が投入されて一番最初に起動するプログラムです。一番最初に起動したBIOSはパソコンのハードウェアを起動していきます。そしてすべて正常に機能していることを確認してからOSを起動するための準備をするのです。

BIOSは20年以上前から存在している

BIOSの歴史は非常に長く、1980年代にリリースされたMS-DOSというOSを搭載したパソコンにすらBIOSはすでに搭載されていました。もちろんその頃に比べればBIOSは進化し改良が続けられてきましたが、あの青い古臭い文字が並ぶ画面から見てわかるように劇的な進化は遂げることはありませんでした。

ACPIや電源インターフェースやスリープといった拡張機能が追加されてはきたものの、BIOSはプロセッサーモードやマスターブートレコードの制約などがあり、インテルやAMDのチップメーカー、マイクロソフトなどパソコンメーカーはBIOSに変わる新しいBIOSを必要としていました。そこで新しく開発されたのがUEFIです。

BIOSからUEFIへ

UEFIはBIOSに比べて高速に動作します。そのためOSが起動するまでのハードウェアチェックなどのプロセスも高速化され、パソコンが起動する時間も早くなりました。BIOSの古臭い画面からUEFIではマウスカーソルも使えるグラフィカルな画面に進化しました。

UEFIの機能はBIOSに比べて大きく拡張されています。すべてを挙げればきりがありませんが、マルウェアなどによるOS改ざんなどを検知するセキュアブートや、ネットワークに対応しリモートでのUEFI画面の操作も可能になっています。

現在新しく購入するパソコンやマザーボードにはほぼ間違いなくBIOSではなくUEFIが搭載されているでしょう。そして今後BIOS画面を見る機会は確実に減っていくでしょう。通常のユーザーであればBIOSやUEFIはまったく意識することはないでしょうが、古くからの自作パソコンユーザーにとっては少し寂しく感じるかもしれませんね。

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