グラフィックボードの世代や性能は、型番を見るだけである程度判断することが出来るってご存知でしたか?
これが分かっていると、ゲームの動作環境を確認する際にいちいちwebで調べなくても、グラフィック性能が足りているかを判断することが出来たりグラフィックボードの購入の際にも、自分の用途に近いものをあらかじめ絞り込んで調べることが出来るので便利です。
今回は、NVIDIA社のGeFroceシリーズについて解説したいと思います。
型番のルール
型番はグラフィックボードに搭載しているGPUの用途と世代とグレードを表しています。
- ルール1:GTXは用途を表しています。
- ルール2:GTXに続く数字の上1~2桁は世代を表しています。
- ルール3:下2桁はグレードを表しています。
ルール1「用途」について
GTXがゲーム用の高性能グラフィックボードシリーズで、GTは動画再生や軽めのゲーム用のシリーズになります。
ルール2「世代」について
最新世代は1000番台、過去モデルとして900,800,700と続きます
ルール3「グレード」について
数字が大きいほど性能が高く、最上位のウルトラハイエンドは80、ハイエンドは70、ミドルレンジは60、エントリーモデルは50の番号が割り振られます。
また、グレードの数字の後ろにTiという文字がつくモデルもあり、そのグレードのパワーアップ版であることを表しています。
※Ti版は上のグレードを超えることはない程度のパワーアップであることがほとんどです。例えば、750Tiなら、750以上760未満の性能ということになります。例外として、80より上に位置づけられるTITANシリーズが存在しますが、価格が非常に高価で製品種類も少ないなど、マニア向けの製品になっています。
型番の読み方
以上のルールから、実際に型番を読んでみましょう。
例:GeForce GTX1070-8GB
このグラフィックボードは、
- ゲーム用途のグラフィックボードで(ルール1)
- 最新の1000番台の世代で(ルール2)
- ハイエンドと言われる高性能モデルである(ルール3)
ということが読み取れます。
最後の8GBはGPUではなく、ビデオメモリ(VRAM)の搭載量を表しています。同じ型番のGPUを装備したビデオカードでも、ビデオメモリの搭載量が異なる場合があるので注意してください。
スペックの目安
一般的にGTXシリーズで最新世代の60番以上のグラフィックボード(例:GeForce GTX1060-6GB)であれば、大抵のゲームを解像度:フルHD、グラフィック設定:高設定、フレームレート:60fps以上で遊ぶことが出来ます。
コストパフォーマンス的には、普及モデルである60番台が最も高い場合が多く、予算を抑えながら色々なゲームで遊びたいという方にはオススメです。
144Hzや240Hzモニタを使用した高フレームレートでのプレイや、4kモニタを使用した高解像度でのプレイを想定している方は、70番台以上を中心にベンチマーク記事などを確認してください。