LoLやDota2といったMOBAにおけるマウスの重要性は言うまでも無いでしょう。FPSにはFPS向けマウス、MMORPGにはMMORPG向けマウスといったようにMOBAにもMOBA向けマウスが存在します。それではMOBA向けのゲーミングマウスの選び方について解説していきましょう。
MOBA向けゲーミングマウスとは
MOBAとは、Multiplayer online battle arenaの略で、プレイヤー同士の対戦がメインのオンラインゲームです。プロゲーマーもいるLeague of Legendsが有名ですね。そんなプロゲーマーたちも使用するMOBA向けのゲーミングマウスがあります。
MOBAのほとんどのゲームが、プレイヤーは5つから7つのスキルを使用します。状況を瞬時に判断して、状況に応じたスキルを発動させられるかが勝敗を分けることもあるでしょう。そのため、MOBA向けゲーミングマウスはサイドボタンが5つから7つのスキルボタンになっています。ほかにもMOBAは常にプレイヤーキャラクターを移動し続けることがほとんどです。そのため常に画面のどこかをクリックし続けているような状態です。正確な移動や相手プレイヤーのターゲットなど激しくカーソルを動かすため、高いスキャンレートを持っているマウスのほうが良いでしょう。
MOBAをプレイするのにMOBA向けのゲーミングマウスを用意する必要は必ずしもありません。MOBAをサイドボタンの無いノーマルのマウスを使ってプレイしているプレイヤーも多くいます。MOBA向けのゲーミングマウスを使ったからといって相手プレイヤーに必ず勝てるわけではありませんが、腕の差を少しでも縮めるためにゲーミングマウスに頼ってみるというのも一つのスキルアップになるかもしれませんよ。
MOBA向けゲーミングマウスの選び方
MOBA向けゲーミングマウスを選ぶポイントは3つです。
デザイン
ゲーミングマウスをあえて使う理由の一つに、マウスのデザイン性が含まれるのは間違いないでしょう。ギラギラ光るゲーミングデバイスが苦手という人ももちろんいますが、ゲーマーの多くは光るLED演出を好むものです。もちろんLED演出だけでなく、マウスの形状デザインもポイントです。長時間持ちつづけるものですから、持ちやすいもの、人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインのものを選ぶと良いでしょう。
サイドボタンの数と配置
サイドボタンは最低2つはついているものを選びましょう。誤操作しにくい配置や手の形に合った配置のものが良いです。サイドボタンの数はMOBA向けに合わせて、サイドだけで5から7ボタンのものもあります。ボタンの配置も、ボタンの数や製品によって配置がまちまちですので、実際に押しやすいかどうかはショップの店頭デモ機で触れてみるのが一番です。
センサーの性能
ゲーミングマウスはどれも基本的にマウスとしての性能も高く設定されていることがほとんどですが、一部のアジア製品では通常のゲーミングではないマウスにも劣るセンサー性能をもっているものもありますので、必ずセンサー性能を確認するようにしましょう。
おすすめMOBA向けゲーミングマウス
ではMOBA用のゲーミングマウスでおすすめの製品を紹介します。
Razer Naga Hex V2 MOBA ゲーミングマウス
- 最大16,000DPIの可変DPI
- チルトクリックスクロールホイール
- 1000HzのUltrapolling
- 本体重量135g
- 7つのサイドボタン
- 合計14個のプログラマブルボタン
- 1680万色のカラーオプションを備えた「Razer Chroma」ライティング
Razer Naga Hexの後継製品のV2は、前作のインパクトの強いデザインからは少し落ち着いたデザインに変更されています。サイドボタンが6つから7つに増え、ボタン形状もHex形状ではなくなり、少し小さくなっています。前作のHexかこのHex V2かはボタンの数やデザインの好みで分かれるところでしょう。
Logicool Pro ゲーミングマウス G-PPD-001
- 最大12,000DPIの可変DPI
- チルトクリックスクロールホイール
- 1000Hz/秒のレポートレート
- 本体重量83g
- 2つのサイドボタン
- 合計6個のプログラマブルボタン
- 1680万色のRGBイルミネーション
Logicoolのプロゲーマーとの共同開発したプロゲーミングマウスとのことです。スタンダードな形状ながらも非常に手のひらにフィットする形をしています。本体重量が83gと超軽量で、DPIも最大12,000、RGBイルミネーション付きとゲーミングマウスとして申し分ない性能を持っています。MOBA向けとして重要なクリック耐久性も考慮されており、2000万回のテストにも耐えたゲーミングマウスです。
Razer DeathAdder Elite エルゴノミックゲーミングマウス
- 最大16,000DPIの可変DPI
- チルトクリックスクロールホイール
- 1000HzのUltrapolling
- 本体重量72g
- 2つのサイドボタン
- 合計7個のプログラマブルボタン
- 1680万色のカラーオプションを備えた「Razer Chroma」ライティング
ゲーミングマウスとしては定番どころのRazer DeathAdder Eliteですが、MOBA向けとしても存分に性能を発揮します。伝説の名機Microsoft Intellimouseを感じさせる洗練された形状は、多くの人の手のひらにフィットします。マウスとしての性能も流石Razerといったところで、耐久テストも5000万クリックを達成しているとのことです。
SteelSeries Sensei 310 Black ゲーミングマウス
- 最大12,000DPIの可変DPI
- チルトクリックスクロールホイール
- 1000Hz/秒のレポートレート
- 本体重量92g
- 両サイド合わせて4つのサイドボタン
- 合計8個のプログラマブルボタン
- 1680万色のLEDイルミネーション「PrismSync」に対応
SteelSeries Sensei 310は左と右の両サイドにボタンが2つずつ搭載されています。マウスの移動量と実際の画面でのカーソル移動が1:1になるよう設定が可能な「1-to-1 Tracking」という技術が使われており、より精密な操作が可能になっています。
ゲーミングマウスはここ数年で一気に認知され、製品の数もかなり増えてきています。パーツショップなどではゲーミングマウスがずらりと並んで展示されているので、実際に足を運んで実機に触れてみるのが一番自分に合ったマウスを見つけるコツです。パソコンのスペックをアップするよりも、自分に合ったマウスを見つけ出すことが、勝利への近道になりますよ。