YouTubeや実況配信など上級配信者向けのスタンドタイプマイクのRazer Seirenシリーズの最新後継モデル「Razer Seiren Elite」が2018年1月に発売となりました。
実況向けにスペックアップしたRazer Seiren Elite
RazerのコンデンサマイクSeirenシリーズは初代は2014年に発売されました。当時からレベルの高い製品としてコアな海外配信者などが好んで使用していました。日本国内では販売されていなかったこともあり、日本の配信者にはあまり知られていなかった製品でもあります。
SeirenシリーズはSeiren Pro、Seiren Xと後継機があり、今回より実況配信向けの性能を強化してSeiren Eliteとしてリリースされました。
Razer Seiren Eliteのスペック
今回発売となったSeiren Eliteのスペックをチェックしてみましょう。
マイク仕様
- 必要電力 / 消費電力:5V 500mA (USB)
- サンプリングレート:192kHz
- ビットレート:24ビット
- カプセル:14mm コンデンサーカプセル x 3
- 極性パターン:ステレオ、カージオイド、全方向、双方向
- 周波数特性:20Hz – 20KHz
- 感度:4.5mV/Pa (1kHz)
- 最大 SPL:120dB (THD: 0.5% 1kHz)
ヘッドフォンアンプ
- インピーダンス:> 16ohms
- 電力出力 (RMS):130mW
- THD:0.009%
- 周波数特性:15Hz – 22KHz
- S/N 比:114 dB
4種類の指向性モードとハイパスフィルタ、そしてボリュームリミッターが特徴
実況配信向けということで、大きな機能の特徴としては3点挙げられます。
4種類の指向性モード
マイク本体に3基のコンデンサカプセルが内蔵されています。そのためハイエンドコンデンサマイクのように4種類の指向性モードを選択することができます。ステレオ、カージオイド、全方向、双方向を自由に選択可能です。
ハイパスフィルタ
こちらもエントリーマイクには無い機能で、ハイパスフィルタを搭載しています。ハイパスフィルタは不要なノイズをカットするための機能で、空調の音や周囲の雑音やノイズなどを除去することが可能です。
ボリュームリミッター
ボリュームリミッターは実況配信などでそれまでと比べて急に大きな声を上げた時に自動的に音量をカットしてくれます。そのためリスナーにとっても優しい機能になっています。またリミッターが作動した場合にはマイクのインジケーターが赤く光って知らせる機能まで搭載しています。
国内での取り扱いはRazer公式ストアのみ
Razer製品はゲーマーにとって非常に魅力的な製品が数多くありますが、そのすべてが国内の一般市場で取り扱われているわけではありません。このRazerの最新コンデンサマイクのSeirenも例外ではありません。
残念ながらSeiren Eliteは国内での一般取り扱いは未定となっています。しかしRazerの公式ストアページで購入可能となっていますので、実況配信者や興味のある方はRazer公式ストアをチェックしてみてください。