交換や切り替えで不要になったグラボを、どのように扱ったら良いのか迷いませんか?消費電力や熱、騒音などの関係でグラボの使用を中止したときの対処法をご紹介します。
内蔵グラフィックへの切り替えで使わなくなった場合
最近のCPUは内蔵グラフィックが充実しており、ブラウジングやyoutube閲覧程度なら、何ら不自由はありません。
そのため、dGPU(外部GPU=マザーボードに取り付けるタイプのグラフィックカード)を無効にし、内蔵グラフィックに切り替えることもあるでしょう。実際私も消費電力やファンの騒音対策として、CPU内蔵グラフィックに切り替えて使ったことがありました。
ただし、この場合でも「通電」はしています。さらに、通電しているということは、回路やファンに負担がかかっています。そのため、売却や、サブマシンに取り付けての運用を考えているならば、取り外して保管すべきです。
取り外したグラボをどう保管する?
PCから取り外したグラボは、外気に触れないように梱包し、直射日光の当たらない場所に保管しましょう。
購入時の袋や化粧箱が残っていれば、これらにしまうのが適切です。しかし、こういった付属品を捨てているときは、サランラップで巻いたり、梱包材(透明なプチプチ)で巻いたりする方法も良いですね。グラボは精密機械ですから、埃や熱、直射日光から遮断できれば良いわけです。
ただし、長期間通電しないと不具合が生じる可能性もありますから、使用する予定がないならば売却してしまいましょう。グラボはCPUと並んで換金性の高いパーツです。買い取り相場が崩れすぎないうちに売却して、新しいグラボの購入資金にしていきましょう。
GTX1000シリーズの買い取り相場は?
nvidiaからRTXシリーズが登場し、GTX1000シリーズがついに旧世代になりましたね。ただし、nvidiaの公式発表では、しばらくはGTX1000シリーズも販売していくとのことですから、中古買取相場は維持されそうです。
ちなみに、代表的なGTX1000シリーズの中古買取相場は以下のとおりです。
- GTX1070:22000円前後
- GTX1070Ti:25000円前後
- GTX1080:30000円前後
- GTX1080Ti:48000円前後
※いずれも2018年10月時点の価格です
パソコン工房やツクモ、ドスパラなどの大手BTOショップでは、ほぼ横並びの中古買取価格を公表しています。また、ドスパラではプレミアムサービスへ入会することで買取価格の2割がポイント還元されるため、かなりお得です。
こういった独自キャンペーンも併用しながら、使わなくなったグラボを有効活用していきましょう。