せっかく大金を支払ってゲーミングPCを買うのですから、できるだけ長期間使いたいものです。では実際にゲーミングPCって何年使えるのでしょうか?
もちろん購入するゲーミングPCのスペックやプレイするゲームによって変わってくるのですが、パーツの選び方によってゲーミングPC本体が何年持つかは大体算出できます。そして長持ちさせるためのパーツの選び方もしっかり存在します。
寿命や性能限界がきやすいパーツ
ゲーミングPCの性能を決定付けるパーツは、CPU、メモリ、グラフィックボード、ストレージ、電源ユニットの5種類が主でしょう。
メモリ
あなたが最新ゲームをプレイするようなタイプなら、最初に限界が来るのはメモリかグラフィックボードです。もしもメモリ8GBしか搭載していないゲーミングPCを買ってしまったら、すぐに限界が訪れます。すでにメモリ16GB推奨のゲームがたくさんあるからです。
数年後には32GB推奨のオンラインゲームが発売されても驚きません。しかしメモリは交換や増設のしやすいパーツです。メモリを買ってきてメモリスロットに挿すだけで完了です。規格さえ合っていればいいので、パソコン初心者でも安心です。
グラフィックボード
グラフィックボードも交換が簡単なパーツです。現在最高性能のグラフィックボードを選んだとしてもおそらく4年後か5年後には厳しくなっていると思います。最高画質や144fpsにこだわるなら3年くらいで限界がくるかもしれません。
ただグラフィックボードは現在刺さっているPCIスロットに挿して、補助電源さえしっかり接続すればすぐに動作するパーツです。メモリよりは一手間増えてしまいますが決して交換が難しいパーツではありません。
電源ユニット
あなたがミドルスペックのゲーミングPCを購入し、例えば3年後にグラフィックボードを新しくしようと試みるとしましょう。同じミドルスペックなら問題ありませんが、ハイスペックやハイエンドだと電源ユニットを気にする必要があります。
ミドルスペックゲーミングPCに搭載されている電源ユニットの容量はおそらく500Wです。しかしハイエンドだと750Wや850Wが主流です。高性能なグラフィックボードほど電源容量を必要とするので、電源容量が足りないとグラフィックボードが動かなかったり、半分の性能しか出せなかったりと様々なトラブルが生じます。
だからゲーミングPCを長持ちさせたいなら始めから容量の多い電源ユニットを選んでください。とりあえず850Wあれば大丈夫です。SLIも検討するなら1000Wや1200Wにしておくべきです。
また80PLUS認証のグレードも意識したほうがいいです。グレードが高いほど電源効率が良く温度を低く保てるので、長期的に見て電源ユニットだけでなくゲーミングPC全体への負荷も低くなります。私なら80PLUS GOLD以上にします。電源ユニットの選び方によって需要が決まると言っても過言ではありません。
寿命は長いけど高性能にしておくべきパーツ
CPU
ゲーミングPC本体の買い替えを決めるのって、ほとんどの人が「CPUの性能に限界を感じた」ときです。CPUの交換は非常に面倒で、自作経験のある私でもやりたくありません。
大抵はゲーミングPCを購入して、グラフィックボードを交換して(3年後)、CPUの限界を感じて(6年後)、ゲーミングPCを買い換えるパターンですね。だからゲーミングPCをできるだけ長年使いたいなら、CPUは高性能なものを選ぶことをおすすめします。
Core i5をおすすめする人もいますが、今はCore i7推奨のPCゲームが増えてきています。だからCore i5を選んでしまって、いざ最新ゲームを遊びたくなった時に推奨スペック以下のためにカクカクしてしまうわけです。そんなの嫌ですよね。
Core i7と言っても色々な種類がありますが、「K」が付いているCPUを選ぶのがコツです。Core i7-7700KとかCore i7-8700Kとかですね。ゲーム用として最適なハイスペックCPUなので、どの製品よりも長く使えますよ。