CPUにはソケット形状と呼ばれるものが決まっています。ソケット形状とはCPUの形やピンの数などによってあらかじめ決められた形状のことをいいます。CPUとマザーボードのCPUを設置する場所の形状なので、一致していないとCPUをはめ込むことができませんので注意が必要です。
CPUソケットはいつかわる?
CPUソケットはインテルとAMDでもまったく違います。またCPUは新しい世代ごとに微細化されソケット形状が変わります。新しい世代のCPUを購入する際には新しい世代にあったマザーボードも購入することになるでしょう。このあたりがパソコンを自作する人にとっては面白いところでもあり、頭と財布の痛いところでもあります。
CPUソケットの種類
ここ数年のCPUソケットをインテルとAMDにわけて見ていきましょう。
インテル製CPUのソケット形状
近年のインテル製のソケット形状はランドグリッドアレイといってCPU側の設置面が平面になっています。ランドグリッドアレイの頭文字を取って、LGAxxxxと表記されることが多いです。ソケット形状の名称としてはSocket HやSocket RとなっていますがLGA1156、LGA2011といった別名称も併せ持っています。ネットやショップなどでは、どちらかというとLGAxxxxの形で表記されることが多いかもしれません。
近年のインテル製CPUのソケット形状一覧
- Socket B(LGA1366)
- Socket H1(LGA1156)
- Socket R(LGA 2011)
- Socket H2(LGA1155)
- Socket H3(LGA1150)
- Socket R3(LGA2011-3)
- Socket H4(LGA1151)
- Socket R4(LGA2066)
- Socket H5(LGA1151-2)
AMD製CPUのソケット形状
AMD製のソケット形状はインテル製のランドグリッドアレイと違ってCPUにピンが大量にCPU側設置面に配置されています。AMD製のソケット形状の名称はインテル製に比べて少しわかりづらい印象を受けます。AM2が登場した後にAM1があったりと単純に数字だけで新旧を判断できないので注意が必要です。
近年のAMD製CPUのソケット形状一覧
- Socket AM2
- Socket F
- Socket AM2+
- Socket AM3+
- Socket FM1
- Socket FM2
- Socket FM2+
- Socket AM1
- Socket AM4
CPUを買うときはマザーボードのソケット形状を必ずチェック
インテル製のCPU用マザーボードのCPUソケットには剣山のようにピンが配置されていて、そのピンの上にCPUを乗せて固定します。AMD製CPU用のマザーボードのCPUソケットには大量の穴が空いていて、そこにCPUのピンを差し込んで固定します。
インテル製のCPUとAMD製のCPUでは互換性が一切ありません。インテルはランドグリッドアレイで平面、AMDはピンと形状もまったく違います。CPUを購入する際はマザーボードとソケット形状が合うかどうかを必ずチェックしましょう。