GeForce GTXシリーズはゲーム用のグラフィックボードです。GTX1050はGTX10シリーズでは最も安く、低い性能で、搭載ゲーミングPCは10万円以下で買うこともできます。
ただしどんなに安いゲーミングPCが欲しいからといって、GTX1050以外のパーツを疎かにしてはいけません。普段遣いも快適になるようにGTX1050に適したパーツ構成やおすすめのゲーミングPCをご紹介します。
GTX1050搭載ゲーミングPCを選ぶメリット
GTX1050のメリットは安いことです。むしろそれ以外のメリットはありません。GTX1060以上よりもグラフィックボードが小型なのはメリットかもしれませんが、ゲーミングPCとして買うなら意識する必要はありません。
最安値のゲーミングPCを買おうとしたら必ずGTX1050が第一候補になります。GTXシリーズではなくGT1030のようなグラフィックボードはゲーム用ではないため、安くても選ばないように注意しましょう。
性能面ではGTX1060搭載ゲーミングPCに比べると40%くらい低く、多くのゲームは遊べません。2Dゲームなら余裕ですが、3Dゲームは非常に軽いゲームだけが快適に動きます。コスパの面でもGTX1060のほうがおすすめです。
GTX1050をおすすめしたい人
つまりGTX1050搭載ゲーミングPCを選ぶべきなのは以下のような人です。
- とにかく安いゲーミングPCが欲しい人
- 軽い3Dゲームだけプレイする人
新しいゲームをプレイするのはやめておいたほうがいいです。昔からサービスが続いていて、しかも重くないと評価されている3DオンラインゲームならGTX1050で大丈夫です。
またGTX1050はデスクトップゲーミングPCが中心です。ゲーミングノートPCもあることにはあるのですが、販売しているBTOメーカーがあまりないため、自然と選択肢が限られてしまいます。
GTX1050と組み合わせるおすすめパーツ
GTX1050でプレイできるゲームは間違いなく推奨CPUや推奨メモリが高くありません。Core i5、メモリ8GBがおすすめです。Core i7やメモリ16GBにするくらいなら、グラフィックボードを優先的にアップグレードすべきです。
そして重要なのがグラフィックボードです。GTX1050搭載ゲーミングPCはストレージが微妙なものばかりです。240GB SSDしか搭載されていなければすぐ容量不足に陥るでしょう。500GB HDDなら容量はともかく速度が全然駄目です。
つまり必ずSSD + HDDにすることを忘れないでください。カスタマイズ画面で簡単に調整できます。安さ重視なら250GB SSD + 500GB HDDです。でも普段遣いも快適にしたいなら500GB SSD + 2TB HDDのほうがおすすめです。
おすすめのGTX1050搭載ゲーミングPC
GTX1050搭載ゲーミングPCには色々なモデルがあります。人気でおすすめのデスクトップとノートを選んでみました。
ドスパラ「ガレリア DS」
1TB HDDしか搭載されていません。ここに250GBか500GB SSDを追加すれば完璧です。「SSD」の項目をきちんと選択すれば、ドスパラがSSDにOSをインストールしてくれますよ。
G-Tune「NEXTGEAR-NOTE i5340GA1-C」
シルバーモデルだとストレージ構成が駄目、プラチナモデルだとGTX1050には過剰で勿体無いです。ゲーミングノートPCではおそらく最安値クラスなのでかなりお買い得です。