今回はメモリを1枚だけで構成するシングルチャネルと、2枚並列に構成するデュアルチャネルでパフォーマンスにどれくらい差がでるのかを比較したいと思います。
メモリのシングルチャネルとデュアルチャネルのテスト環境
今回テストするパソコンの構成はメモリ量を除きすべて同じ構成になっています。
システム構成
- OS : Windows 10 Home
- CPU : Ryzen 3 2200G 4GHz
- グラフィックカード : NVIDIA GeForce GTX 1050Ti
- メモリ : DDR4-2400MHz
テストするゲームタイトル
- アサシンクリード オリジンズ
- バトルフィールド1
- コールオブデューティ ワールドウォー2
- カウンターストライク グローバルオフェンシブ
- エビルウィズイン2
- グランドセフトオート5
- プロジェクトカーズ
- プレイヤアンノウンズ バトルグラウンズ
テストタイトルは上記8つです。最近のCPUやグラフィックカードでのパフォーマンス比較によく使用されるタイトル群となっています。
メモリのシングルチャネルとデュアルチャネルでのゲームタイトル別比較
では実際のゲームタイトル別に実効fpsを比較してみたいと思います。
アサシンクリード オリジンズ
1920×1080 HIGH
- 2400MHzデュアルチャネル : 平均54fps / 最低49fps
- 2400MHzシングルチャネル : 平均48fps / 最低35fps
バトルフィールド1
1920×1080 HIGH
- 2400MHzデュアルチャネル : 平均98fps / 最低75fps
- 2400MHzシングルチャネル : 平均81fps / 最低64fps
コールオブデューティ ワールドウォー2
1920×1080 HIGH
- 2400MHzデュアルチャネル : 平均102fps / 最低79fps
- 2400MHzシングルチャネル : 平均93fps / 最低69fps
カウンターストライク グローバルオフェンシブ
1920×1080 HIGH
- 2400MHzデュアルチャネル : 平均253fps / 最低130fps
- 2400MHzシングルチャネル : 平均223fps / 最低109fps
エビルウィズイン2
1920×1080 HIGH
- 2400MHzデュアルチャネル : 平均58fps / 最低41fps
- 2400MHzシングルチャネル : 平均48fps / 最低36fps
グランドセフトオート5
1920×1080 HIGH
- 2400MHzデュアルチャネル : 平均84fps / 最低55fps
- 2400MHzシングルチャネル : 平均75fps / 最低49fps
プロジェクトカーズ
1920×1080 HIGH
- 2400MHzデュアルチャネル : 平均66fps / 最低54fps
- 2400MHzシングルチャネル : 平均52fps / 最低45fps
プレイヤアンノウンズ バトルグラウンズ
1920×1080 MEDIUM
- 2400MHzデュアルチャネル : 平均66fps / 最低49fps
- 2400MHzシングルチャネル : 平均58fps / 最低39fps
デュアルチャネルの恩恵は大きい
メモリの量やクロック周波数は同じにした状態で、シングルチャネルとデュアルチャネルとの間にこれほどまでの差が出るとは想像以上でした。
同じメモリ量を搭載するにしても、1枚で大容量のメモリを使うのではなく、デュアルチャネルで構成することが重要だとわかります。
今後メモリを新調される方はデュアルチャネルで構成することしっかりと確認しておくことをオススメします。