パソコンを冷却するために必須!ケースファンの選び方

最近では自作パソコンを組み立てるのも、プラモデルを組み立てるような感覚で出来るようになり、随分と簡単になりました。性能の高いパーツを組み込むだけでハイエンドマシンが簡単にできてしまいます。

しかし冷却システムについてはどうでしょうか。熱や空気は目に見えないだけになかなか理解するのは難しい問題です。ここではパソコンで一般的な空冷システムと、空気を循環させるためのファンについて説明しましょう。

ファンといってもいろいろ

一般的なパソコン向けのケースに取り付けるファンにはいくつか種類があります。デスクトップパソコンのケースのファンは80mm、120mm、140mm、200mmとある程度規格化されています。ケース側にあらかじめあるネジ穴と合わなくなりますのでサイズの確認は念入りにしてください。

ファンの径と回転数

一般的にサイズが大きければ大きいほど多くの空気の量を、小さければ小さいほど空気の量が少なくなります。そして高速で回転すればするほど多くなりますが、騒音も大きくなります。低速で回転するほど少なくなりますが、騒音も少なくなります。また回転数はRPMという単位で表現され1分間あたりの回転数を表します。

エアフロータイプと静圧タイプ

またファンの羽の形状によってエアフロータイプと静圧タイプに分かれます。エアフローに設計されたファンは前に空気を押し出すため、ファンの前面を遮るものが無い場合に適しています。静圧タイプのファンは空気を吸い込み、押し出すように設計されています。密集した場所などの空気の流れが制限されるような場所での使用に適しています。

LEDイルミネーションやデザイン性

ファンは機能性だけでなくデザイン性を兼ねたものもあります。単色やカラフルに色を変えるLEDが取り付けられたファンもあります。LEDがついているからといってファン自体の性能が落ちることはありませんので安心してください。

ケース内の空気の流れを考える

冷たい空気と熱い空気

エアフローの大前提は、冷たい空気をケース内に取り込んで、熱い空気をケースの外に吐き出すことです。冷たい空気はケースの外から、熱い空気は熱源となるパーツのファンから発生します。

一般的にケースの前面に取り付けられたファンは吸気ファンです。部屋の空気を取り込みケース内を冷却する役割を持っています。そしてケース後方のファンは排気ファンで、熱された空気を外に吐きだし続けます。

空冷システムは吸気ファンが冷たい空気を吸い込み続けることが非常に重要です。部屋の温度が高かったり、吸気ファンが障害物で塞がれていると、冷却能力は一気に落ちます。

前から後ろへ、下から上へ

またケースの底面に吸気口がついているものもあります。そういったケースは絨毯の上などに設置してしまうとうまく吸気ができなくなってしまい、これも冷却能力が落ちます。

パソコン用のケースはメーカーがエアフローを考えて設計しています。ファンの位置も基本的にはしっかりと意図があり、その場所に設置されていることがほとんどです。エアフローは前面から背面へ、底面から天面へが基本です。

ケースの中は整理整頓

パソコンを組むときには大量の結線をしますよね。余分なSATAケーブルや、電源ケーブルユニットから余ったケーブルがケースの中で宙ぶらりんになっていたりしませんか。こういった余分なケーブルが残っていると、空気の通り道を邪魔してしまいます。これではせっかく性能の高いファンを導入していても効率は悪くなります。ケースの中には余計なものはそのままにせず、整理整頓を心がけましょう。

インとアウトのバランスを考える

ケースファンはやたらと取り付ければよいというわけではありません。何事もバランスが大切です。ケース内の空気圧バランスには3つ種類があります。

  • 正圧状態 : 吸気ファンのほうが排気ファンより空気量が多い状態です
  • 負圧状態 : 吸気ファンが取り込む空気量よりも多く排気ファンが空気を排出している状態です
  • 均衡状態 : 吸気と排気のバランスが均衡で、ケースの外と同じ空気圧状態です

パソコンのケース内はすき間やつなぎ目などがあり、完全な密閉状態ではありませんので、完全な均衡状態というのはありません。

これらの状態にはそれぞれのメリットがあります。正圧状態は外気の入る位置が限定されるため、そこにフィルターをしておけばホコリが内部に入り込む量を減らすことができます。

負圧状態は内部の熱を正圧状態に比べて排気しやすいのですが、吸気ファンからだけでなく狭い隙間やドライブベイなどからも空気を取り込んでしまいます。そのためそこからホコリがケースの内部に入り込んでしまうことがあります。

ホコリはパソコンにとって大敵です。冷却用のファンやヒートシンクなどに入り込み、冷却効率を著しく下げてしまいます。固着してしまったホコリはエアダスターなどでも取りづらくなってしまいますので、パソコンを長く使うためにも、半年に一度はケースを開けて掃除してあげると良いでしょう。

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