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CD、DVD、Blu-ray、光学メディアの種類と規格について

CD、DVD、Blu-rayといったディスク状のメディアは光学メディアと呼ばれます。電気屋やネットでこれらを購入するときに、実にたくさんの種類に頭を悩ませたことがある人も多いのではないでしょうか。ここでは進化の過程で多くの規格が生まれ複雑になった光学メディアの種類を説明していきたいと思います。

光学メディアの種類

ディスクにレーザーを照射することで起こる反射を利用して、情報の読み取りや買い込みを行う電子媒体を光学メディアといいます。光の反射によって読み書きをおこなうため、汚れや電磁波などの影響を受けにくいため、保存媒体として非常に取り扱いがしやすいという大きなメリットがあります。正しく補完さえしていれば100年は保存が効くという点、雑に扱ったとしても10年~30年という長い保存期間もメリットでしょう。

CD(コンパクトディスク)

CDはもっとも古くから普及している光学メディアです。音楽の保存媒体にレコード盤が主流だったころに、ソニーとフィリップスによって共同開発され誕生しました。手軽に扱える点や、保存のしやすさ耐久度の高さからCDは爆発的に普及し、今でも音楽だけでなく、デジタルデータの保存や配布にも使われています。

CD-ROM

CD-ROMはCompact Disc Read only Memoryの略です。主にパソコンやゲーム機などでデジタルデータを保存するための規格です。Read only Memoryは読み取り専用の意味で、一度書き込まれたデータは書き換えや追記ができなくなっています。そのためデジタルデータの保護にもつながり、広く普及する後押しにもなりました。

CD-DA

CD-DAはCompact Disc Digital Audioの略で、純粋に音楽データのみをデジタルデータとして書き込む規格です。CDプレイヤーなどで再生する純粋な音楽CDはほぼCD-DA規格です。直径が12cmのものと、8cmのものがあります。シングル用に8cmが普及していた時代を知っている方もいるかもしれませんね。

DVD

デジタルデータを保存するためのディスクとしてCDを改良し、より大容量の保存を可能にしたのがDVDです。CDよりも高速で読み書きが可能で、記憶層の二層化によりさらに大容量の記憶容量がメリットです。

DVD-ROM

DVD-ROMには片面のみのディスクと、両面に記憶層を持つ両面ディスクがあります。主に一般で使われているものは片面がレーベル面の片面ディスクです。両面ディスクは両面専用の読み書き装置が必要となり、パソコン向けの大容量データの保存に使われます。容量は片面一層で4.7GB、二層であれば9.4GBとCD-ROMとは10倍以上の保存容量を誇ります。

BD(ブルーレイディスク)

Blu-rayディスクはDVDよりもさらに高密度のデータ保存を可能にした最新の光学メディア規格です。DVDよりもさらに早い読み書きと大容量保存が可能になり、映画などの映像コンテンツをフルHD解像度で保存できるようになりました。

BD-ROM

BD-ROMは片面一層で25GBとDVDよりもはるかに大容量の保存が可能になっています。片面二層で50GB、BDXLというBlu-rayディスクの規格では三層記録に対応し100GBまで保存が可能です。3840×2160解像度の4KやHDRに対応したUltra HD Blu-ray規格まで策定が済んでおり、現在の映像コンテンツ保存媒体はほぼBlu-rayディスクが占めています。

書き込み・読み取り規格の種類

CDやDVD、Blu-rayのBDの後にハイフンで続く文字には意味があり、書き込みや読み取りの可否の規格が判別できます。

R(Recordable)

CD-RやDVD-R、BD-RといったようにRがつくものはデータの書き込みが可能な媒体を指します。レコーダブルやライトワンスと呼ぶことがあります。容量の許す限り追記も可能ですが、一度書き込んだデータを書き換えたり削除することはできません。

RW(ReWritable)

CD-RWやDVD-RW、BD-REといったようにRWもしくはREがつくものはデータの読み書きが複数回にわたり可能な媒体です。書き込んだデータの書き換えや削除も可能ですが、媒体によって書き換えの回数に上限が定められており、その回数までなら何度でも可能です。

光学メディアの寿命

光学メディアは長期間のデータの保存が可能です。それまでの保存媒体の主流だった磁気テープは、ホコリや汚れに弱く、磁気干渉があるとデータが破損したり書き換わってしまうという問題もありました。光学メディアは記録層にレーザーでデータを書き込むため、書き換えが起こりません。また保護層があるためホコリや汚れに強く、磁気の影響も受けません。そのため紫外線に記録面を晒すといったことをしなければ、非常に長い期間の保存が可能です。

しかし、長期間の保存が可能といえど、無限に保存が可能というわけではありません。安価で粗悪な品質のメディアを使用すればその期間はさらに短くなってしまいます。だいたいCDで10年から30年、DVDで10年から最大で100年といわれています。光学メディアの寿命を大きく左右する要因は、温度、湿気、紫外線の3つです。温度は温度差による素材の変形にあります。湿度が高いと記録層の剥離が起こる可能性も上がります。紫外線に晒されると、メディア自体の劣化につながります。データを守るためにはこの3つの要素からメディアを守る必要があります。

光学メディアを長持ちさせるポイント

  • 温度変化を避ける、車中への放置は特にダメージが大きい
  • 高温多湿を避ける、理想的な温度は18度、湿度は40%
  • 直射日光(紫外線)を避ける、紫外線が直接当たらないよう黒いCDケースなどで保管
  • 記録面に直接触れない、記録面に傷がついたり、皮脂が付着し長期間放置することを防ぐ

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