GTX10シリーズでは一番最後に発売されたのがGeForce GTX1070Tiです。そしてRTX20シリーズに移行したためもうGTXシリーズは終了したのかと思っていたのに、まさかGTX1660Tiが発売されるとは思いもしませんでした。
GTX1660TiはGTX1060より性能が向上していることに加えて、コスパまで良くなっています。だからGTX1060を選ぶメリットはほとんどありません。今ならGTX1070やGTX1070TiよりもGTX1660Tiが人気でおすすめです。
GTX1660Ti搭載ゲーミングPCを選ぶメリット
このようにGTX1660Ti搭載ゲーミングPCを選ぶ最大のメリットはコスパです。決してGTX1060とGTX1070の中間に位置する性能ではなく、むしろGTX1060と最新のRTX2060の中間です。GTX1070くらいの性能だと思っておけばOKです。
だから現在どのBTOゲーミングPCを見ても、GTX1660Ti搭載ゲーミングPCが売れ筋ランキング1位になっています。当然ですよね、性能もコスパも良いのですからみんな選ぶに決まっています。
性能面ではすべてのゲームをしっかり遊べます。まだ最新ゲームの推奨スペックよりも余裕があり、しばらくはGTX1660Ti人気の時代が続くでしょう。
対抗馬としてはもっと高性能なRTX2070搭載ゲーミングPCです。GTX1660Tiなら標準画質で限界のゲームもRTX2070なら最高画質で遊べます。この辺りはやりたいことと予算の兼ね合いで決めましょう。今のところGTX1660Ti搭載ゲーミングPCなら15万円以下で収まります。
GTX1660Tiをおすすめしたい人
つまりGTX1660Ti搭載ゲーミングPCを選ぶべきなのは以下のような人です。
- コスパが良くて大人気のグラフィックボードを選びたい人
- 予算15万円以下でそこそこ高性能なゲーミングPCが欲しい人
- 幅広いゲームが遊べる万能な性能を手に入れたい人
逆にできるだけゲーミングPCを長持ちさせたいならRTX2080搭載ゲーミングPCをおすすめしますし、もっと安いゲーミングPCが欲しい場合はGTX1060搭載ゲーミングPCがおすすめです。
GTX1660Tiと組み合わせるおすすめパーツ
RTX2070やRTX2080とは違い、GTX1660TiならCore i5 CPUが選択肢に入ります。最安値のGTX1660Ti搭載ゲーミングPCが欲しいならCore i5-9400Fがおすすめです。
ただプレイできるゲームの種類を増やすためにはCore i7が欠かせません。最新ゲームまでカバーしたいならCore i7-8700やCore i7-9700Kを選ぶべきです。新しいゲームはCPUの性能次第でフレームレートが大きく変わってきます。
メモリは8GBか16GBです。安くするなら8GBです。でもCPUと同様に最新ゲームをプレイするなら16GBが必要です。予算の関係で悩ましいかもしれませんが、何をするにしても16GBあったほうが快適です。
ストレージはどのグラフィックボードを選んだとしてもSSD + HDDにしましょう。最近だと240GB SSD + 1TB HDDや500GB SSD + 2TB HDDの組み合わせが人気です。
電源ユニットはGTX1660Tiなら500Wで大丈夫です。けれども数年後にさらに高性能なグラフィックボードに交換する可能性があるなら700W以上にしておくことをおすすめします。
おすすめのGTX1660Ti搭載ゲーミングPC
GTX1660Ti搭載ゲーミングPCには色々なモデルがあります。用途別におすすめのゲーミングPCを選んでみました。
ドスパラ「ガレリア ZT」
CPUは定番のCore i7-9700K、メモリは16GB、ストレージは余裕のある容量とすべてのパーツが素晴らしいです。最新ゲーム、動画編集、配信、マイニングとすべての用途におすすめできるコスパ最強ゲーミングPCです。
ドスパラ「ガレリア XT」
メモリは8GBと最小構成ですが、ストレージは妥協することなくSSD + HDDになっているあたりドスパラはしっかりしていますね。15万円くらいで購入できるGTX1660Ti搭載ゲーミングPCとしてはこれが一番おすすめです。