ゲーミングPCのパーツが年々アップグレードされていく一方で、古くて人気のあるオンラインゲームはずっと軽いままです。だから2Dゲームはもちろん、軽い3DゲームをプレイするのにハイスペックゲーミングPCなんて必要ありません。
例えばドラクエ10が代表的ですね。ドラクエ10並に軽いゲームなら10万円の予算があれば事足ります。グラフィックボードを登載した最安値のゲーミングPCはどれなのか、BTOメーカー別に比較してみましょう。
激安でもストレージはケチらないように!
どんなに安いゲーミングPCが欲しいからといっても、ストレージのコストを削減するのはおすすめしません。CPU、グラフィックボード、メモリはエントリークラスで大丈夫でも、ストレージが速度不足・容量不足になると必ず後悔します。
最安値のゲーミングPCを見ると240GB SSDだけだったり、500GB HDDだけだったりします。240GB SSDなら速度に問題はありません。でも明らかに容量不足です。Windowsが50GB、ゲームが1つ50GBでもうあと約半分です。ソフトをインストールしたりデータを保存したりしたらもう限界です。
それにSSDはある程度容量に余裕をもたせたほうが速度を維持できます。頻繁に使わないソフトやゲームは別のHDDにインストールすべきです。残り容量に気を配りながらパソコンを使うのはストレスでしかありません。
また、HDDだけというのも駄目です。HDDはSSDの半分以下の速度しかでません。保存データがHDD内に散らばった状態だと200倍以上もSSDより遅くなります。
つまりSSD + HDDにすることを忘れないでください。激安を目指すなら240GB SSD + 1TB HDDがおすすめです。これなら速度と容量の問題を解決できます。もう少し予算があるなら500GB SSD + 2TB HDDがいいですね。これが最近のスタンダードです。
最安値のゲーミングPCを比較
ゲーミングPCで有名なBTOメーカーといえばドスパラ、G-Tune、パソコン工房です。この三社から最安値の激安ゲーミングPCをピックアップします。
G-Tune「NEXTGEAR-MICRO im610BA3」
グラフィックボードはGTX16シリーズで最安値のGTX1650です。さらに下位のGTX1050やGTX1050Tiも存在するのですが、G-Tuneではもう取り扱っていないため、GTX1650搭載デスクトップが最安値です。
ドスパラ「ガレリア DS」
普通の作業においてもメモリ8GBあったほうが快適です。ゲーミングPCとしてもフレームレートに影響します。ストレージ容量もしっかりしていますから、「激安だけど快適」を重視するならドスパラを選びましょう。
パソコン工房「LEVEL-M0B3-R3G-VHS」
しかしあまりおすすめできない理由があります。それはCPUです。Core i5やCore i3ではなくRyzen 3が採用されています。ゲームもそうですが、通常使用でもちょっと性能不足に感じます。これならやはりドスパラが一番コスパがいいですね。
ちなみにゲーミングノートPCならG-Tuneの「NEXTGEAR-NOTE i5340SA2」が最安値です。