あまり気にしない人が多いようですが、パソコンには日本製と海外製があります。当然ゲーミングPCにもあります。ここでは日本製のほうが良いとかそういう話はしません。どのような違い、傾向があるのかについて解説します。
日本製のゲーミングPC、海外製のゲーミングPC
日本だとBTOメーカーがゲーミングPCを組み立てて販売しています。海外だと日本支社があったり、代理店があったりと様々です。
日本製のメーカー
日本製のゲーミングPCで代表的なのはこんなところでしょう。どれもBTOメーカーです。ゲームのGを頭文字にしたブランドが多いですね。
海外製のメーカー
- DELL(Alienware)
- HP(OMEN)
- MSI
- ASUS
日本で販売されている海外製ゲーミングPCはこれくらいです。一番人気はAlienwareですね。海外だとorigin-pcも有名だったりします。
日本製と海外製の違い
ではどのような違いがあるのか比較してみましょう。
日本製ゲーミングPCのほうが安い
まず決定的なのが価格の違いです。絶対に日本製ゲーミングPCのほうが安いです。海外製はどうも価格競争に熱心ではないらしく、「なんでこんなに高いんだろ」といつも思います。日本支社に価格決定の権限がないという噂もあります。
だから安いゲーミングPCが欲しい場合は日本のBTOメーカーから探すのがおすすめです。コスパがあまりにも違いすぎます。
海外製はゲーミングノートPCばかり
どういうわけか海外製はデスクトップが非常に少なく、ゲーミングノートPCのラインナップが豊富です。HPのOMENはデスクトップよりも先にゲーミングノートPCを販売しました。
DELLのAlienwareは常に3サイズのゲーミングノートPCを販売している一方で、デスクトップは縮小傾向にあります。小型で人気だったX51シリーズを販売終了したのが本当に謎です。
おそらく海外だとLANパーティ文化が根づいているおかげでゲーミングノートPCのほうが売れるのでしょう。日本だと90%がデスクトップゲーミングPCを選びますから、市場の違いに対応できていないように感じます。
日本製はデスクトップゲーミングPCが中心です。ゲーミングノートPCを一切販売しないBTOメーカーもあるくらいです。そういう意味ではゲーミングノートPCが欲しいなら海外製を選ぶのもいいでしょう。ただG-TuneのゲーミングノートPCのほうが圧倒的にコスパがいいです。
海外製ゲーミングPCのほうがデザイン性は高いけど・・・
海外製ゲーミングPC、特にデスクトップはデザインというか形状が極端です。Alienware Area-51は巨大なおにぎりみたいな形状で、見た目は格好良いものの日本の部屋に置くには厳しいサイズです。
同様にHPのOMEN Xも巨大なキューブ型で、ゲーミングPCらしい最先端のデザインですが、いかんせん大きすぎて液晶モニターやマウス、キーボードの置き場所に侵食してきます。机の上に置くのは諦めたほうがいいレベルです。
ゲーミングノートPCに関してはそこまで極端ではありません。むしろ使いやすいサイズが揃っています。それに加えて光の演出が格好良く、まさにゲーミングPCらしいデザインと言えるでしょう。海外で人気があるのも納得です。
日本製は普通のパソコンと変わらないデザインのデスクトップもあれば、ゲームっぽいデザインのものがあったり様々です。海外製のように使いにくいサイズではなく、普通にミドルタワーが中心なので机置きでも床置きでも対応できる使いやすさが魅力です。
私としては価格面、使いやすさを比較するとどうしても日本製ゲーミングPCをおすすめしたくなります。海外製を選ぶメリットってほとんどありません。