2018年の売れ筋ランキング1位のグラフィックボードはGTX1060でした。どのメーカーでもGTX1060搭載ゲーミングPCがずっと売れ筋だったのです。
そして2019年はGTX1060の後継グラボであるGTX1660が出ました。GTX1060より20%くらい高性能になったのに非常に安く、ミドルスペックゲーミングPCが欲しい人におすすめです。
GTX1660搭載ゲーミングPCを選ぶメリット
GTX1660搭載ゲーミングPCは最安値だと約10万円です。ゲーミングPCの平均価格が16万円と言われていますから、とても安いですよね。しかも旧世代より格段にコスパが良くなったのが最大のメリットでしょう。
性能面に関してはGTX1070には届きません。もちろんGTX1660Tiにも負けています。2019年上半期までに発売されたPCゲームで、一番重いタイトルでもGTX1060推奨です。つまりGTX1660は推奨スペックを上回る性能です。
15万円以下でGTX1660搭載ゲーミングPCを購入できるのに、最新ゲームまでサクサク動かせるのは凄いの一言です。ただし2019年下半期にはGTX1070を推奨するゲームが発売されるので、今後も新しいゲームをプレイしたい場合はGTX1660では性能不足です。将来性の面ではデメリットがあるわけです。
GTX1660をおすすめしたい人
つまりGTX1660搭載ゲーミングPCを選ぶべきなのは以下のような人です。
- GTX1660で動くゲームだけをプレイする人
- 15万円以下でゲーミングPCを買いたい人
正直言えば、コスパの良さではGTX1660Ti搭載ゲーミングPCのほうが優れています。GTX1660Ti搭載デスクトップも15万円以下で購入できますから。
また、これから先発売される最新ゲームまでプレイしたいなら、RTX2060搭載ゲーミングPCをおすすめします。さらに言うなら高画質でゲームをプレイしたかったり、FPSで144fps以上出したいならRTX2080搭載ゲーミングPCを買うべきです。
現在すでに発売されているゲームで、推奨スペックがGTX1660以下で、その特定のゲームだけを今後ずっとプレイし続ける。そんな人にだけGTX1660搭載ゲーミングPCをおすすめします。
GTX1660と組み合わせるおすすめパーツ
できるだけ安くしたいなら、Core i5にメモリ8GBの組み合わせになります。軽いゲームならこのパーツ構成でまったく問題ありません。
しかし重いゲームをサクサク動かしたいなら、Core i7にメモリ16GBをおすすめします。せっかくゲームをプレイしようと思ったのに、Core i5が推奨スペック未満だったらどうしますか?CPUの交換なんで高額ですし、あまりにも面倒くさいです。
それにCore i7のほうがCore i5より高いフレームレートが出ます。多少高くはなってしまいますが、購入してから公開しないためにCore i7 + GTX1660をおすすめします。今ならCore i7-8700やCore i7-9700KFですね。さすがにCore i9は過剰です。
おすすめのGTX1660搭載ゲーミングPC
GTX1660搭載ゲーミングPCには色々なモデルがあります。用途別におすすめのゲーミングPCを選んでみました。
ドスパラ「ガレリア XJ」
ストレージは240GB SSD + 1TB HDDと基本通りの構成です。SSDを500GBにしたほうが快適性はアップします。あとはできればメモリ16GBにしたいところです。
G-Tune「NEXTGEAR i690SA2-e-sports」
でもストレージは256GB SSDしか搭載されていません。高速なNVMeなのはいいですけど、明らかに容量不足です。最低でも1TB HDDの追加が必要です。そうなるとコスパの面ではドスパラのほうがおすすめです。
ドスパラ「ガレリア DJ」
これで10万円ちょっとで購入できるのは嬉しいですね。Core i5 + メモリ8GBで問題なく動くゲームをプレイする人には、このデスクトップをおすすめします。